File45　〈車両紹介編〉消火の水は海からも川からも！大型ポンプ車！

車庫の奥を定位置としている特殊車両「大型ポンプ車」が署庭に出てきていることに気付いたはりこみ隊、すぐに駆け付けたところ、私服ながら、隙のない立ち振る舞いと鋭い眼光の方々が大型ポンプ車の説明を職員から聞いているところでした。

はりこみを続けたところ、多摩川を挟んだ向こう側、東京消防庁の皆さんが中原消防署の大型ポンプ車の資機材や性能を見に来署されていました！

今回は「大型ポンプ車」をご紹介したいと思います！

中原消防署には、皆さんがイメージする一般的な消防ポンプ車の他、車両内部に水槽を抱えた水槽付き付きポンプ車、そして今回ご紹介する特大のポンプ車「大型ポンプ車」と、3種類のポンプ車があります。

大型ポンプ車は、File10で紹介させていただきました「ホース延長車」とセットで活動する車両で、特大のホースに大量の水を送ることができるポンプを備えた車両です！

地震等により消火栓などが使えなくなった場合、川や海から水を引いて放水できる大災害時の強い味方なんです！

ホース延長車に積まれた1．8キロメートルのホースを川や海から街中などの火災現場まで引いて、消防隊が消火に使用するホース5線分に十分な圧力と水量を届けることができるパワーを備えています！

File10ホース延長車も見る！

File27で市を越えての協力体制「神奈川県下消防相互応援協定」をご紹介しましたが、もちろん県外でも同様です。消防相互応援協定は、多摩川を挟んだお隣の東京都とも結ばれており、いざとなれば、他の消防本部と協力して災害活動を行っています。

今回の視察は、一級河川の多摩川を挟んだ両本部がお互いの車両や資機材の性能を確認し、いざという時のスムーズな連携に繋げるものでした。

今回ご紹介した大型ポンプ車を活用した訓練も定期的に行い、いつ出動があっても対応できるよう備えています！