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真福寺

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2018年7月20日

庚申塔(附 石造鉢形香炉)

庚申塔(手前 石造鉢形香炉)

住所

川崎区堀之内町11-7

交通案内

JR・京浜急行「川崎駅」下車、徒歩15分、川崎競馬場第一京浜国道側前

地図

解説

 真言宗真福寺は、川崎宿成立以前から多摩川河畔に寺地を占める古刹でしたが、たびたび氾濫流失を繰り返し、昭和25年(1950)現在の地に移りました。
 本尊は行基菩薩作の薬師如来といわれ、霊験あらたかでしたが、戦国時代の火災で失われ、近世になって再興されました。その後も真福寺薬師への人々の信仰は厚く、明和3年(1766)7月江戸の回向院(えこういん)で出開帳も行われています。
 境内に寛文5年(1665)造立の庚申塔(こうしんとう)(市重要郷土資料)があります。この塔は総高221cmと大きな石造物で、一見すると、塔の主尊に来迎印(らいごういん)を結ぶ阿弥陀如来像を大きく陽刻していますので、阿弥陀の石仏のようにみえます。しかし、良くみると主尊を刻む塔身部と一石彫成された台座部に、正面向きの猿が三匹並んでいます。
 猿は右から口・耳・目を両手でふさぎ、「みざる・いわざる・きかざる」のポーズをとっています。
 丸彫に近いその量感のある姿は、近世初期庚申塔のなかでも特に優れたものといえましょう。
 このように初期庚申塔には、仏教の伝統的な礼拝の対象として親しまれている阿弥陀如来・観音菩薩・地蔵菩薩等を彫出して主尊とし、その下部に三猿を配するものと、主尊部は陰刻銘のみとし、その下部に大ぶりで伸びやかな三猿を彫出するものとの2つのタイプがあります。後者の例としては、多摩区盛源寺寛文10年銘庚申塔が挙げられます。
 本塔には台座部分三猿の上部に『武州橘郡河崎新宿』の銘と12人の発願(ほつがん)者名、阿弥陀如来の両側に願文(がんもん)と寛文5年の銘があります。
 なお、塔前に高さ23cmの石造鉢形香炉があり、側面に「貞享五年三月吉日」の銘があり、全国的にみても古い石造香炉といえます。

所有指定文化財

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