絹本墨画梵字両界曼荼羅図
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絹本墨画梵字両界曼荼羅図 1幅

年代
鎌倉時代

法量
- 縦124cm
- 横42.8cm

所有者
川崎区大師町4-48

指定
市重要歴史記念物
昭和40(1965)年11月2日指定

解説
マンダラとは古代インドの梵語の音訳で、中国では輪円具足、集会等と訳されている。輪円具足とは環状の完全性を意味するが、密教では諸仏、諸尊あるいは壇、板、絹、紙に画出し、仏陀の悟った菩薩の境地とその功徳を図示したものとして尊重され、教理の顕現として修法の対象とされたのである。
本図は、2幅仕立ての両界曼荼羅図を上下に併せ一幅としたもので、上部に金剛界、下部に胎蔵界を配している。根来寺伝来といわれているが、中心の大日如来とその周囲の諸尊を種子としての梵字で書す筆法は古様を示し、鎌倉時代の制作と思われる。
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