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石観音の霊亀石

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いしかんのんのれいきいし

 潮音殿石観音堂は寛文5(1665)年明長寺の僧 辯融によって開かれた寺で、本尊は石造如意輪観音坐像です。

 現在は、明長寺の境外仏堂として維持されています。

 江戸時代中期から後期には、「石観音」として多くの人々の崇敬を集め、『東海道名所図会』『江戸名所図会』等に川崎を代表する名所として扱われました。

 明長寺の辯良が記した『盥盤記』(享保18年)に「享保年間、浜辺に近い海底に手洗石に適した石材があり、漁師たちが引き揚げようとしたが、泥土が深く引き上げられなかった。その時、亀が何匹も現れ、泥土を掻き除き手伝い、引き揚げることが出来た。漁師がこの石を手洗石にして享保18年7月に石観音に収めた。観音の霊応により、亀が加勢したので、霊亀石と名付けた」と記されています。

 太田南畝の『調布日記』の文化6(1809)年正月10日に「惜しむらくは石にわれめいできて、水をたたへがたし」とあり、この時点ですでに霊亀石は破損していたと思われます。

 石観音の霊験やその信仰、賑わいを物語る資料として、貴重です。

員数

1基

種別

有形民俗文化財

所在地

川崎区観音2-16-3

年代

江戸時代

規模

長さ 240cm  最大幅 85cm 高さ 55cm

公開情報

屋外にあり、常時見学可能です。

お問い合わせ先

川崎市教育委員会事務局生涯学習部文化財課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-3305

ファクス: 044-200-3756

メールアドレス: 88bunka@city.kawasaki.jp

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