絹本着色弘法大師像
- 公開日:
- 更新日:
絹本着色弘法大師像 1幅
年代
室町時代
法量
- 縦99.5cm
- 横58cm
所有者
川崎区大師町4-48
指定
市重要歴史記念物
昭和40(1965)年11月2日指定
解説
弘法大師空海(774~835年)は真言宗の開祖、延暦23(804)年に入唐、密教の奥儀を求法、帰国後、教王護国寺(東寺)にあっての精力的な活動は深遠、広大で、弘仁7(816)年には高野山を開く。以来、大師信仰は今日に持続する。
平間寺は、厄除弘法大師を本尊とし、「川崎大師=お大師さん」として名高い。
弘法大師像は、絵画、彫像ともに真言八祖を含め、多数制作されている。茶色の僧衣を着け、椅子式牀坐に坐し、右手に五鈷杵を把って胸前に挙げ、左手は数珠をもって膝上におき、沓と浄瓶を伴う。
箱書に「天保十三年壬寅年二月従高野山伝来 隆盛代」とあり、一部に損傷があるが完好の作品である。室町時代の制作と思われる。
お問い合わせ先
川崎市教育委員会事務局生涯学習部文化財課
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