石観音の十万人講供養塔
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宝暦9(1759)年の石観音の開帳に際して結成された十万人講を記念する供養塔。
山形角柱の石碑で、正面 「十万人講供養塔」、左側面 「寶暦十一辛巳年五月吉祥日/別當恵日山明長寺法印良逢勧發/勧進代/ 円山常閑大徳」のほか、「七万五千人堂内勧化」とあり、各面に講結成に賛同した人や、参加を勧めた人の名が細字で刻まれています。主なものは、6,936人中島村遍照寺法印什辯、1,386人池上左衛門幸政(後の池上幸豊)等、近隣の寺社の僧や大師河原周辺の村の名主等の名が見えます。
霊場に対する信仰が盛んとなり、多数の人によって講が成立した様子を表す資料として貴重です。
員数
1基
種別
川崎市地域文化財 有形民俗文化財
所在地
川崎区観音2-16-3
年代
宝暦9(1759)年
規模
碑身 高さ156.5cm、幅36cm、奥行24.5cm
沓石 高さ40cm、幅69cm、奥行40cm
公開情報
屋外にあり、常時見学可能です。
お問い合わせ先
川崎市教育委員会事務局生涯学習部文化財課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3305
ファクス: 044-200-3756
メールアドレス: 88bunka@city.kawasaki.jp
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