絹本着色文殊菩薩像
- 公開日:
- 更新日:
絹本着色文殊菩薩像 1幅
年代
鎌倉時代
法量
- 縦74cm
- 横34.5cm
所有者
川崎区大師町4-48
指定
市重要歴史記念物
昭和40(1965)年11月2日指定
解説
文殊は普賢とともに釈迦如来の脇侍として、いわゆる釈迦三尊仏画に登場したが、独尊像の場合は獅子上に坐し手に経巻と利剣を持つ姿で画かれる。獅子座は無畏、経巻利剣は智慧を開き無明を破ることを意味している。
本図は騎獅持剣の文殊像で二重円光をもつ。金銀箔を細かい線状あるいは小片に切り貼付する截金の技法が施されている。尊格の功徳を金銀という材料の持つ輝き、価値に託して荘厳した装飾性豊かな仏画であり、上部に損傷が多いが鎌倉時代の制作である。
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