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絹本着色 仏涅槃図

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2010年8月13日

絹本着色 仏涅槃図

絹本着色 仏涅槃図 1幅

年代

江戸時代〔文政11年(1828)狩野秀信筆〕

法量

縦172.8cm 横100cm

所有者

平間寺(川崎区大師町4-48)

指定

市重要歴史記念物 昭和59年10月30日指定

解説

 仏涅槃図は『涅槃経』に基づき、釈迦80歳、2月15日満月のもと跋提河畔、沙羅双樹の下北枕西向きに横臥する入滅の場面 を画いたもので、涅槃会に用いられる。仏陀入滅の2月15日には、宗派を超えて涅槃会が営まれるから、一寺に一幅は常備されているはずである。図容としては釈迦の最終説法、迦葉の仏足礼拝、摩耶夫人の来至といった出来事と、周囲に集まって無情を悟り、あるいは悲嘆する仏弟子、諸菩薩、諸天そして禽獣をはじめとする衆生の姿を画くのが通常である。
 日本での現存最古例は、和銅4年(711)法隆寺五重塔北面塑像の涅槃像であり、絵画としては応徳3年(1086)の金剛峰寺の涅槃図ということになる。江戸時代の涅槃図は応永15年(1408)東福寺の殿主役、吉山明兆の大涅槃図が現型となり、木版本をもとに制作され、全国的に流布されてくる。
 本図は図中に「文政戊子正月既望」「宗得藤原秀信筆」の款と「宗得」の白文中朱文印、「秀信」の朱文方印がある。
 筆者は、狩野探幽の養子洞雲益信を祖とする江戸浜町狩野系の画人洞春秀信と思われる。
 箱銘に「涅槃像 一幅 狩野宗得筆 現住法印 隆盛代」とあり(隆盛は1865年寂)、制作年を明らかにする江戸狩野派による本格仏画作品の基準作例として貴重である。江戸時代、文政11年(1828)の制作である。

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