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自治基本条例検討委員会報告書案作成委員会第5回議事録

  • 公開日:
  • 更新日:

日時

平成16年4月12日(月) 18:30~23:00

場所

高津区役所5階 第2会議室

出席者

委員(学識者) 辻山委員

委員(市民) 荒井委員、石田委員、竹井委員、浪瀬委員

市側(事務局) 木場田政策部長、海老名主幹、土方主幹、袖山主査、中村主査、今村主査、鈴木職員、鴻巣職員、儀間職員、棚橋専門調査員

議題

  1. 前回の作成委員会の確認
  2. 中間報告の内容について
  3. 中間報告の構成について
  4. 中間報告会の発表ポイント・配布資料イメージについて

公開及び非公開の別

公開

傍聴者

なし

配布資料

議事

→司会進行(座長)は浪瀬委員。

1.前回の作成委員会の確認

  • 資料説明(資料1「第4回報告書案作成委員会の確認事項」)
    →第4回作成委員会の確認事項を確認。

2.中間報告の内容について

  • 資料説明(資料2「自治基本条例検討委員会中間報告イメージ)」)
    ※プロジェクターを使用し、資料2が投影された画面を見ながら検討が進められた。

1 自治基本条例の必要性と意義

〈○1番目について(※注:○何番目は、総括的意見の"○"の位置を表す)〉
→「川崎市独自の条例」という表現はわかりにくいため、「川崎市の憲法というべき基本的な条例」に変更する。

  • 他条例とは異なるという意味での"根幹"であるため、「市条例の根幹となる」は残したい。
  • "自治体の憲法"とした場合、市長は市(自治体)の代表という位置づけになるのでは。
  • 法律上、"市長は市を代表する"(「普通地方公共団体の長は、当該普通地方公共団体を統轄し、これを代表する」)が、条例で市民を代表する機関と位置づけてもよいのでは。
  • 二元代表制から、どちらも市民を代表するということで整合性は取れている。

〈○2番目について〉
→"市長"という言葉を入れるために適切な場所であると考え、「自治基本条例で市民を代表する市長の役割と責務を明らかにし、さらに行政運営の基本的ルールが規定されることで、行政、職員の意識が変わり、行政情報の共有化が促進され、市民意見が反映された~」に修正したい。

〈○3番目について〉
→主な個別意見に"選挙に関心を持つようになる"という意見があるため、「~市民の議会への関心が~」を「~市民の議会や選挙への関心が~」に変更する。

〈○4番目について〉
→「行政の政策決定・執行のスタイルが変わることによって、また、」を削除する。
→「~そして「自分のまち」であるという意識が育まれ~」を「~そして「自分のまち」であるという公共的意識が育まれ~」と変更する。

〈○6番目について〉
→表現が消極的なため、「徐々にではあるかもしれませんが」を「段階的に」にしたい。
→変化する内容が明確ではないため、「各主体が変わっていくこと」を「各主体が責任ある行動をとるように変わっていくこと」という表現に変更する。

〈主な個別意見について〉
→「~議会が変わり、行政主体のまちづくり~」の"行政"は誤りであるため、「~議会が変わり、市民主体のまちづくり~」に修正する。

〈その他〉

  • "市長"は、市民にとっては、行政と一体的に認識されているため、"行政"という言葉で整理した方がよい。
  • "市長"は直接選挙で選ばれるため、"市長"を"行政"よりも強く出したい。
    →市民のあり方を最初に説明した方がよいため、○4番目を○1番目の次に移動する。
    →1では、"市民"、"議会"、"行政"、"市長"の関係を述べる構成にしたいが、○5、○6の位置づけが不明確なため、○5番目、○6番目は、他の項目と違いがわかるような見出しにする("○"を"・"に変更するなど)。

2 条例について

【2-0 条例の意味】

  • 公共活動の一部を市民が担うことで、市の低迷した財政を立て直すという思いは、大きな意味を持つと思う。
  • 長引く景気低迷が地方財源の悪化をもたらすという考えはどうかと思うため、○1番目「長引く景気低迷の中で~」を「少子高齢社会と経済低迷の中で~」に修正してはどうか。
  • 公共活動を担う市民の増加状況は見方によって異なるため、○1番目「~市民が増加している状況にあります。~」の部分を「~市民が期待されています。~」に修正したい。
    →2-0は、財政的な問題があるために自治基本条例が必要だと読み取れること、条例の意味については1で十分表現されていることを考慮して、2-0は全て削除する。(ただし、主な個別意見は、2-1に移動する)。

【2-1 条例のポイント】
〈○1番目について〉
→"横文字は使わない"という個別意見が同項目内にあること、"分かりやすく"するという内容の項目で横文字を使うのは問題があることから、「メリット」は「必要性」に変更する(ただし、主な個別意見や他の項目では、"分かりやすく"という観点から、必要に応じて横文字を使用する)。

〈主な個別意見について〉
→最後の意見「・他の自治基本条例に~」の「他の」は、「他都市」の意味であることが確認された。

【2-2 条例の性格】
〈○1番目について〉

  • 「他の条例・規則は、自治基本条例と整合性を保つよう規定する」と、最高規範性について述べているため、最高規範性の表現方法等については論点が残ると思う。

〈○2番目について〉

  • ○2番目では、自治基本条例を「自治体の憲法」とした場合、最高規範性を保つために容易に改正できないようにするか、市民がつくり上げたという価値判断により最高規範性を担保するかなど、最高規範性の担保の方法について、今後検討する必要があることを意味していると思う。

〈その他「今後検討する」などの表現について〉

  • "今後検討する"という表現がさまざまな箇所にあるが、"今後"の意味(中間報告までか、最終報告までか、その後かなど)を検討する必要がある。
  • 最終報告までに(検討委員会で)結論を出す検討課題と、別の場に委ねた方がよい検討課題をそれぞれ別の表現にしたい。
  • "今後検討します"は検討委員会で検討する表現、"今後検討する必要があります"は、第三者に委ねることを含めた表現としてはどうか。
    →"今後検討していきます"という表現を基本とし、この言葉を当てはめて馴染まないものについては、別の表現を検討する。

3 めざす自治のイメージ

【3-1 前文のポイント】
〈○2番目について〉
→「川崎らしさ」という表現が一人歩きする可能性があること、○1番目で「~条例の理念を明確な表現で定めることが必要です。」と言い切っているため、○2番目は削除する。

〈主な個別意見について〉
→2番目の意見に、キーワードとして「協働、信頼関係、情報共有、安全」を追加する。
→前文についての意見をまとめるため、3番目と2番目の意見を入れ替える。

【3-2 自治するまちのイメージ】
〈○1番目について〉
→「市民生活が優先され」は、比較対象と優先される対象が不明確なため、削除する(主な個別意見の1番目の意見も同様に修正)。

〈○4番目について〉
→"自治する仕組み"については検討がされており、個別意見にも表現されているため、○4番目は削除する。

4 市民のあり方?

【4-1 市民とは】
→○2番目の「検討していく必要があります。」は、「検討していきます。」に修正する。

【4-2 市民の権利と義務】
→事業者の社会的責任を明確にするため、主な個別意見に「企業・事業者の権利と義務も規定すべき」という意見を追加する。

【4-3 市民活動の推進】
〈○1番目について〉
→定義が不明確なため、「新しい公共の担い手である」は削除する。
→活動推進だけが重要でないことを明確にしたいため、「(~NPOなどを含む。)」の後に「~の市民自治時代に相応したそれぞれの役割、位置づけを明確にし、その~」を追加する。

  • "役割、位置づけを明確にする"という表現の追加は、町内会等の活動を拘束すると思う。
  • "市民自治時代に相応した"という言葉により、市民自治が役割等の明確化の根拠になるため、組織等を拘束しないのでは。
  • "市民自治時代に相応した"という表現は、(あえて記述しなくても)中間報告書のすべてに枕詞としてかかると思う。

〈○4番目について〉
→「検討していく必要があります。」は、「検討していきます。」に変更する。

【4-4 市民同士の合意形成】
→○1番目「行政施策を計画し、実施していくには、市民間の合意形成が必要ですが、」は、町内会やNPO等の活動にもかかる可能性があるため、削除する。

  • "市民間の合意形成が必要であり検討する"ということは、これまでに答えが出なかった問題だと思うが、市民で検討していく必要があるため、○2番目を「検討していきます」に変更してはどうか。
  • "市民間の合意形成手法について今後検討する"場合、検討委員会で回答を出すのは難しい。
    →合意形成の手法を定義していく必要はあるが、その手法を新たに検討していくイメージに捉えられないように、○2番目の「合意形成手法」を「合意形成のあり方」に変更する。

〈主な個別意見について〉
→"参加しない市民との関係のつくり方は。"というこれまでに出された意見を追加する。

5 議会

【5-1 議会の役割と責任】
〈○1番目について〉

  • 市民の代表は議会だけであり、市長は国の仕組みと同じだと理解している市民が多いため、「~議会は、市民を代表し~」を「~議会は、市長とともに市民を代表し~」に変更したい。
  • "議会の役割"という項目のため、あえて"市長"を追加しなくてもよい。
  • "市長とともに"とした場合、市長と議会の役割が不鮮明になると思う。また、"ともに"という言葉は"協力して"と解釈される可能性がある。
  • 市長が市を代表するか、市民を代表するかという課題を解決することが、"市長"を追加する前提となると思う。

〈○2番目について〉

  • 「~市民自治を優先するとともに、全市的な視点に立って~」ではつながりがよくないため、「市民生活を優先するとともに」は「市民自治を尊重し」にしたい。
  • 議員は全市的な視点だけではなく、身近な地域の問題についても重要な役割を持つことを考えると、"市民生活を尊重するとともに"と"全市的な視点に立って"は併記した方がよい。
  • "市民自治"とした場合、(議会だけでなく)議員も市民の代表者になるのかという課題を提起することになる。
  • 議員の地域性を認めるのか、あるいは議員は全市的なものと考えるのかという議員の視点について、視点は両方持つ必要があると思うが、そのバランスの取り方が課題になると思う。
    →「議員は、身近な生活者の視点とともに、全市的な~」に変更する。

【5-2 議会の運営】
〈○2番目について〉
→「現行の議会運営に検証しながら、より市民の~」を「議会運営に、より市民の~」に変更する。
→議会に議会運営の仕組みづくりを委ねる方法もあるため、「~検討する必要があります。」は、「~検討します。」に変更する。

〈主な個別意見について〉

  • より市民の意見が反映される議会運営という意味から、「全員協議会、幹事長会などで市民に議論がみえない不透明・根回し機構の排除」という意見を追加したい。
  • 全員協議会は、市民に公開を行っている。また、幹事長会は公的な機関ではなく各会派が独自につくったものである。自治基本条例で、私的機関である会派活動を制限するのはどうか。
  • 総括的意見に「分かりやすい議事運営」という表現があるため、「全員協議会~根回し機構の排除」は追加しなくてもよい。
  • 「全員協議会~根回し機構の排除」という表現は、全員協議会が完全に非公開であり、自由な議員活動を制限する意味で理解される可能性があるため、配慮した表現にする必要がある。
  • 現在の請願・陳情プロセスが透明化されていないという意見があるため、「請願、陳情プロセスの透明化」を意見として追加したい。
  • 請願には紹介議員の署名が必要であり、陳情にはそれが必要ないため、市民が自由に陳情することに問題はないことから、「請願、陳情プロセスの透明化」は記載する必要がないのでは。
  • これまでに出された意見の中に議会運営や議員に対する不満を感じたため、表現方法は変更するにしても、「請願、陳情プロセスの透明化」を何らかの形で表現したい。

6 行政・市長

【6-1 市長の役割と責任とは】
〈○1番目について〉

  • 「市長は直接選挙で選ばれた市民の代表ですが、地方分権改革によって国の機関ではなく、住民の代表としての位置づけが明確にされました。」としたい。
    →「市長は直接選挙で選ばれた市民の代表ですが」という意見の趣旨を盛り込みつつ、誤解を抱かせない表現方法について、事務局で文章を考える。

〈○2番目について〉
→「~これを意識して~」を「~これを尊重して~」に変更する。

  • 「~取り組む必要があります。」を「~指揮・監督します。」に変更したい。
  • 行政委員会に対する市長の指揮監督権限はない(総合調整権を持つ)ため、職員が"全体"の市民の奉仕者として働くようにするという趣旨にすればよい。
  • "全体の"を盾にして、行政職員が不平等に奉仕する可能性もあるのでは。
  • "全体の"を入れないと"個々の"市民の奉仕者になるため、入れる必要がある。
  • 「~取り組む必要があります。」という表現には指揮・監督に近い、教育・指導という意味があると思う。
    →「~職員が市民に奉仕するよう、リーダーシップを発揮する必要があります。」という表現に変更する。
    →総合的行政は縦割りを意識的に排除し、横断的な行政を行うときに使うイメージがあるため、「~行政運営に携わり、~」を「~総合的行政運営に携わり、~」に変更する。

【6-2 行政の役割と責任とは?】
〈○1番目について〉

  • "市民に開かれた"という表現があるが、具体的に書いた方がよい。市民参加が注目されている今、市民が広報の情報を知らないという点が指摘されているため、これまでの広報に疑問を感じている。
  • 現段階では行政に広報活動をしてもらう必要があると思う。
  • 行政の積極性な情報公開も必要だが、市民も知る努力をする義務があるため、行政だけでなく、市民も自主的に情報を得られるように、情報の共有化が必要である。
    →市民と行政の情報の共有化を図るため、○1番目を「市民主権の原則を尊重し、積極的な情報開示による説明責任を果たすとともに、積極的な広報による行政情報の共有化を図る必要があります。」と、「行政運営は、市民ニーズを的確に反映し、公正かつ公平、そして効率的であることが求められています。」に整理し、後者は行政サービスのあり方に関わるため、6-3に移動する。

【6-3 行政サービスのあり方】
〈○1番目について〉

  • 「情報化の進展」は、一方でIT化が遅れている人への対応が必要という趣旨の意見があったため削除し、「市民ニーズの多様化を的確に把握すべく情報収集を図り、市民自治の拡充に対応したかたちで~」に変更したい。
  • "情報化の進展"は"利便性が高く"につながっており、主な個別意見にある「小回りの効く市民に分かりやすい行政サービスを構築する」ことや行政手続きの簡素化にもつながるため、残した方がよい。
  • ここではIT化の推進というより、条件の一つとして"情報化の進展"をあげている。また、"利便性が高く"ということで、利便性を失わないような行政サービスを実施することになるため、削除する必要はないと思う。

〈主な個別意見について〉
→「・公共の福祉、~市民生活を守る」は、3-1の主な個別意見で反映されているため削除する。

【6-4 行政組織・職員のあり方】
〈○1番目について〉

  • 「~総合的、かつ効率的~」を「~総合的、組織横断的かつ効率的~」に変更したい。
  • "総合的"を"組織横断的"に変更する方がわかりやすいのでは。
  • "総合的"は"組織横断的"以外の意味を持つと思う。また、元々組織が横断的であれば必要ないと思う。
  • "行政組織"は縦割りになっていることが前提である。このため、縦割りの中で"横断的な運用"が必要であり、"組織横断的な組織そのもの"にすると機能しないのでは。
    →「~総合的、組織横断的かつ効率的に運用する必要があります。」に変更する。
  • さらに、行政組織の拘束的なイメージに対するアンチテーゼとして、「~総合的、組織横断的かつ効率的な運用と柔構造である必要がある」としたい。
  • 個別意見にない言葉をあまり盛り込まない方がよい。また、"柔構造"が意味する定義が曖昧なため、誤解を招くおそれがある。

〈○2番目について〉
→"全体の奉仕者としての自治意識"という表現は、主な個別意見の下から3番目の「・市民が主役という職員意識を醸成する。」から引用したものであるため、「~自治意識とプロ意識を持ちながら~」を「~市民が主役という意識を持ちながら~」に変更する。

  • 職員の意識改革に関する意見が多く出されたが総括的意見に反映されていないため、「~こうした職員を育成していく必要があります。」を「~こうした職員を育成し、意識改革を進める制度的保障が必要です。」に変更したい。
  • "制度的保障"の意味を明確化する必要がある。
    →「~こうした職員を育成していく必要があります。」を「~こうした職員を育成し、意識改革を進める必要があります。」に変更する。

7 コミュニティと区

【7-1 自治とコミュニティ】
〈○1番目について〉

  • 「~重要な役割を果たしています。」を「~重要な役割を果たしていく必要があります。」に変更したい。
    →「~重要な役割を担っています。」とする。

〈○3番目について〉

  • 「~あり方については、特に現在の町内会・自治会の果たすべき新たな役割、存在意義、役員任期などの体制については見直しを求める声が強く、テーマ別コミュニティといわれる市民活動が果たしている役割、位置づけなどとともに十分検証した上で、検討していく必要があります。」に変更したい。
  • 町内会等の問題点は主な個別意見で書かれているため、盛り込む必要はないのでは。

【7-2 区役所の位置づけ、あるべき姿】
〈○1番目について〉

  • 市役所と区役所が役割分担する場合、区役所に軸足を置いて考える必要があるため、「~生じていることから、地方分権、地域分権化の推進の中で補完性の原理を前提として、~」に変更したい。
    →上記趣旨を反映するため、「補完性の原理を前提として、」を削除する。
    →市民としては、身近な生活の課題解決のために区役所があるということを表現したいため、○1番目と○2番目の順序を入れ替える。
    →市役所と区役所が一緒に仕事を行う必要があるという意味を反映させるために、「~必要に応じて協力し~」を「~相互に連携し~」に変更する。

〈○2番目について〉
→身近な課題解決のために区役所があるということを表現するため、「~さらに市民自治の基礎的な拠点として、地域の課題を見出し、解決し得る区民に開かれた~」に変更する。

【7-3 区役所を機能させる仕組み】
〈○1番目について〉
→積極的な表現にするため、「~地域の課題を自主的に解決する~」を「~地域の課題を自主的に見出し解決する~」に変更する。
→「~区の課題について区民の~」を「~区の課題を区民の~」に変更する。

〈主な個別意見について〉
→「構造改革特区制度を区レベルで取り入れ、区課題解決に活用できないか」という意見を追加する。

  • 構造改革特区の議論は必要であるが、活用するケースについての想定が必要である。

【7-4 7つの区のあり方】
※特に意見はなし。

8 自治体における市民・議会・行政の関係

→項目全般にわたり抽象的な表現であり、無理に項目立てする必要はないと思われるが、結論は検討委員会での議論に委ねることとする。

【8-1 市民と行政の関係とは?】
【8-1-(1)市民と行政の役割分担、参加の考え方】
〈○1番目について〉
→「市政に市民が参加する権利を規定し、それを保障した上で、~」に変更する。
→「~仕組みとして協働ルールのあり方を規定する~」に変更する。

〈○2番目について〉
→「~市民と行政が共通の目的、認識をもって~」に変更する。
〈○3番目について〉
→「~計画、執行、評価など~」に変更する。

【8-1-(2)市民参加を促す仕組み】
〈○1番目について〉

  • 「~政策決定がなされたかなされなかったかについて、~」に変更したい。
  • 市民参加を実施する場合には、政策決定の結果を説明すべきであるという趣旨であるため、"なされなかったか"は必要ないと思う。

〈○2番目について〉
→「~情報の格差が存在しており、この格差を~」の"格差"という表現はあまり適切ではないため、「~情報量に差があり、これを~」に変更する。

【8-2 市民と議会の関係とは?】
→○1番目「~身近な存在であってほしいと思います。」を「~身近な存在であるべきです。」に変更する。

【8-3 議会と行政の関係とは?】
〈○1番目について〉

  • 「~議会、行政の役割と協力、チェックという相互の関係を明確化し、両者が互いの役割、関係を認識し、~」に変更したい。
  • 議会運営の実態を正確には把握していないため、"チェック"という用語を盛り込むべきかという判断は難しい。

〈主な個別意見について〉

  • 「議会のオール与党化による議会と行政(市長)との馴れ合いを如何に排除するのか」という意見を追加したい。
  • 意見として盛り込むには"馴れ合い"という言葉の説明根拠を明らかにする必要がある。

9 制度・装置

  • 「~行政制度や手続き、参加と協働、情報の共有、政策評価という基本原則を定める~」に変更したい。
  • 条例で規定する内容の範囲についてはこれから検討するため、規定しない方がよい。

【9-1 評価制度】
※特に意見はなし。

【9-2 情報公開制度】

  • ○1番目「~情報の積極的な公開とともに、十分な説明をともなって市民との~」に変更したい。
    →情報公開ではなく、"積極的提供"であれば理解できるため、「~情報の公開、積極的な提供とともに、十分な説明をともなって市民との~」に変更する。

【9-3 住民投票制度】

  • ○1番目「~二元代表制という間接民主制が採用されていますが~」の"間接民主制"を削除したい。
    →"間接民主制"を削除した場合、文章の結びがよくないこと、原則として間接民主制により成立している自治制度に、直接民主制的な住民投票制度を導入していく解釈を表現するため、「~首長、議会を選出するという間接民主制が採用されていますが~」に変更する。

【9-4 財政運営】・【9-5 住民救済制度】
※特に意見はなし。

【9-6 広聴制度】
→行政側の応答に関する意見がこれまでに多く出されたため、○1番目「~市民の意向を十分に聴き応答義務を果たすことが~」に変更する。

10 条例の運用

【10-1 条例の見直し規定】
→○2番目「~検討していきます。」に変更する。

【10-2 条例の実効性を高める仕組み・ルール】
→○2番目「~検討していきます。」に変更する。

中間報告書全般について

〈総括的意見と主な個別意見について〉

  • 主な個別意見は、市民の思いや率直な意見として中間報告書とは別立てにした方がよい。
  • 総括的意見が主な個別意見を集約したことを理解してもらうためには、中間報告書に主な個別意見を盛り込むべきである。
  • 他の総括的意見と主な個別意見は、意味合いが異なることがわかるように表現してはどうか。

〈重複する内容について〉

  • "役割と責務"、"権利と義務"という文言が出てくるが、統一したほうがよい。
  • 主な個別意見を集約したものが総括的意見になるため、用語等が重複する場合があってもよい。省略するよりはよいと思う。
    →統一性がない感はあるが、内容的に相違がないと思われること、条文づくりではないことを考慮して統一化する(ただし、言葉が適切でないものは整理する。)。

中間報告書について

→中間報告書案の検討結果(構成案も含む)は、事務局で体裁を整え、4月13日(火)に委員各位に郵送し、第8回検討委員会(4月16(金)日開催)に報告書素案として提出する。
→なお、作成委員会で合意が得られた内容については、作成委員会案として提案し、検討委員会で意見を受けることとし、また、検討委員会に諮るべき内容については、検討委員会で討議を行ってもらい内容を確定させることとする。
→また、今回検討された中間報告書素案の内容について、委員会内で言い足りなかった意見等がある場合には、事務局まで提出するものとする。

3.中間報告の構成について

中間報告書の構成について

  • "4-3 市民活動の推進"では、地域コミュニティがさらに活性化するための市民活動のあり方について規定されており、区役所は市民活動支援の拠点にもなり得ることや、"市民のあり方"の項目に"市民活動の推進"が位置するのは違和感があることから、"7 コミュニティと区"の項目に移動したい。
  • 市民が自主的に市民活動に取り組む方向性を示すためには、現在の場所に"市民活動の推進"を置くことが望ましい。
  • "市民活動の推進"ではなく"市民自らが公共をつくる活動"という項目名にすれば移動する必要がないのでは。
    →4-3「市民活動の推進」の項目名を「市民自らが公共をつくる活動」に変更する。
    →"9 制度・装置"の各項目の順序を"1 情報公開制度"、"2 広聴制度"、"3 住民投票制度"、"4 住民救済制度"、"5 評価制度"、"6 財政運営"に変更する。

4.中間報告の発表のポイント・配布資料イメージについて

→中間報告会で使用するレジメについては、発表者を中心に作成し、4月16日(金)の検討委員会に追加資料として、そのイメージを提出し、4月19日(月)の作成委員会で確定することとなった。

お問い合わせ先

川崎市市民文化局コミュニティ推進部協働・連携推進課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2168

ファクス: 044-200-3800

メールアドレス: 25kyodo@city.kawasaki.jp

コンテンツ番号6112