【片づけで叶える】人生後半の身軽で快適な暮らし方(12)
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自宅の整理収納についてのコラムを配信しています
多摩区では、安心して暮らせる「住まいと住まい方」を実現していくため、地域ケア包括システムの仕組みの一環として整理収納アドバイザーの方を講師に迎え、月に1回市民講座コラムを掲載します。
子どもが独立するなどのライフスタイルの変化や、自宅の老朽化などで、日々の暮らしの管理に困りごとが出てきていませんか?
人生の後半の暮らしの快適なものとできるよう、これからのことを一緒に考えてみませんか?
講師紹介
椎名ともこ (ココチプラス代表)
・整理収納アドバイザー1級
・宅地建物取引士
コラム(12)その生活必需品、本当に必要ですか?
私は学生の頃から海外でのホームステイ体験を数多くしてきました。現地の家族と一緒にその国の家庭生活を経験できるのはとても貴重で面白かったです。その経験を通じて感じることの一つは「日本の家はモノが多い」ことです。家電製品などは便利で、日本は特に充実していますが、その分、海外の家庭と比べるとモノが溢れているなあと日本に帰ると感じます。
日本ではどこの家にもある生活必需品、あるのが当たり前だから揃えているところもあるのではないでしょうか。
それが自分にとって本当に必要かどうか。実はなくても困らなかったということがあるかもしれません。特に家電製品は場所を取りますので、手放せたらその分、スペースが空きますね。
我が家のケースを例にして手放してよかったモノをご紹介しますね。
●アイロンとアイロン台
私は家事の中でも「アイロンがけ」が特に苦手です。シャツなどは表をかけていると裏にシワがついて…その繰り返し。さらにアイロンとアイロン台を出して、終わったら片づける、という作業も億劫で、私にとってはとてもストレスでした。
それでも仕事着のシャツなどにはアイロンがけしなければならなかったのですが、そういう服を着る機会も年齢と共にほとんどなくなりました。
そこで思い切ってアイロン(とアイロン台)を手放すことにしました。その代わりに「衣類スチーマー」(写真参照)を導入。立ったままサッとスチームを洋服に当てるだけですが、大抵の洋服のシワはこれで十分ですし、短時間で済んでコンパクトで場所を取りませんので、とても満足しています。
●炊飯器
炊飯器はあるのが当たり前すぎて、ないという発想が思いつきませんでした。だけど、ご飯を炊いていない時でも、スペースを取ります。今は週に何回もご飯を炊かないので、炊飯器を手放すことにしました。その代わりに「小さな土鍋」(写真参照)を導入。使う時だけ出してきて、むしろ簡単に炊けるし、お鍋と同じように洗うだけで、しかも美味しい。
●FAX機
FAXは長い間使っていた時代もありましたが、今はどうでしょうか。インターネットでのやりとりがメインになって、気が付けば、一年に一度もFAXを使っていない状態。手放してみたら、誰からもFAXで送りたいと言われたことはありません。
どれも今まで手放して困ったという場面はありません。むしろスペースが空いてスッキリして、余分な作業もなくストレスも減り、いいことばかりです。
これらはあくまで私の例です。人それぞれ不要なモノは違うと思いますから、頻繁に使っているモノは手放す必要はありません。
家族構成なども変わる節目の時期に、生活必需品も見直してみませんか。
お問い合わせ先
川崎市多摩区役所地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)衛生課
住所: 〒214-8570 川崎市多摩区登戸1775番地1
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