【片付けで叶える】人生後半の身軽で快適な暮らし方(29)
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「自宅の整理収納についてのコラムを配信しています」

多摩区では、安心して暮らせる「住まいと住まい方」を実現していくため、地域包括ケアシステムの仕組みの一環として整理収納アドバイザーの方を講師に迎え、月に1回市民講座コラムを掲載します。
子どもが独⽴するなどのライフスタイルの変化や、自宅の老朽化などで、日々の暮らしの管理に困りごとが出てきていませんか?
人生後半の暮らしを快適なものとできるよう、これからのことを一緒に考えてみませんか?

「講師紹介」

コラム(29)「モノが捨てられない⁉」
「よし、片づけるぞ!」と意気込んで始めたはずの片づけ。でも、モノを前にすると「やっぱり捨てられない…」と手が止まってしまうこと、ありませんか?
私はこのような悩みを抱えていらっしゃる方にたくさんお会いしました。何年も着ていない洋服、もう読まない本、さらには取っておいた紙袋やお菓子の箱などが、手放せずに溜まってしまうのです。モノを手放せない理由にはさまざまな気持ちがはたらいています。「もったいない」という感情や「いつか必要になるかもしれない」という不安が関係しているのです。

具体例から考える解決のヒント


・もう読まない本
捨てられない理由としては「また読み返したい」「これから読むかもしれない」といった気持ちがあるかもしれません。
でも、最後にその本を手に取ったのはいつですか?3年、5年、それ以上前であれば、再び読む可能性はかなり低いはずです。本当に大切な数冊を選び、それ以外は図書館に寄付したり、リサイクルショップに引き取ってもらうのも一つの方法です。
「誰かに役立ててもらう」と考えれば、手放しやすくなります。

・いつか使うかもしれないお菓子の箱や紙袋
これも非常に多くの方が手放せずに溜め込んでしまうモノの一つです。
「可愛いデザインだから」「ちょうどいいサイズだから」と理由をつけて取っておきますが、「いつか使うかも」の「いつか」は本当に来るのでしょうか?例えば、「ここ1年の間に使ったことがあるか?」と自分に問いかけてみてください。使った記憶がなければ、それは今後も出番がない可能性が高いです。また、収納スペースに収まる分だけを厳選して、その他は手放してもよいでしょう。

・何年も着ていない洋服
何年も着ていないのに手放すのが難しいのは「また着るかも」という漠然とした期待があるからかもしれません。
でも、ここで一つ質問です。その洋服を「最後に着たのはいつですか?」1年以上クローゼットで眠っていたなら、きっとこれからも着る機会は少ないはずです。似合うと思って購入したけれど、結局袖を通さなかった服がある場合、「今の自分に合わない」という現実を認めて手放すことで、クローゼットに新しい風を吹き込むことができます。

モノを減らすと生まれる変化
不要なモノを手放すことで得られる最大のメリットは、スペースにゆとりが生まれることです。
例えば、本棚に余裕ができると、新しい本を迎える楽しみが生まれますし、クローゼットがスッキリすれば毎日の服選びが楽しくなります。
「捨てる」ことは、ただモノを減らす行為ではなく、あなたの暮らしを快適にするための大切なプロセスです。捨てられない理由を冷静に見つめ直し、「それ、本当に必要?」と問いかけることで、新しい一歩を踏み出せるはずです。
お問い合わせ先
川崎市多摩区役所地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)衛生課
住所: 〒214-8570 川崎市多摩区登戸1775番地1
電話: 044-935-3306
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