【片付けで叶える】人生後半の身軽で快適な暮らし方(27)
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「自宅の整理収納についてのコラムを配信しています」

多摩区では、安心して暮らせる「住まいと住まい方」を実現していくため、地域包括ケアシステムの仕組みの一環として整理収納アドバイザーの方を講師に迎え、月に1回市民講座コラムを掲載します。
子どもが独⽴するなどのライフスタイルの変化や、自宅の老朽化などで、日々の暮らしの管理に困りごとが出てきていませんか?
人生後半の暮らしを快適なものとできるよう、これからのことを一緒に考えてみませんか?

「講師紹介」
椎名ともこ (ココチプラス代表)
・整理収納アドバイザー1級
・宅地建物取引⼠

コラム(27)「今年こそは片づける!年末の大掃除と一緒に始めよう」
「今年こそ片づけるぞ!」と思いながら、気づけばもう年末……そんな方も多いのではないでしょうか。年末は大掃除の時期でもあります。掃除と片づけは一見同じことのように感じますが、実は異なる作業です。掃除は「汚れを落とす」ことを指し、片づけは「物を整理して不要なものを処分する」ことを指します。この二つを組み合わせることで、家全体が驚くほどすっきりします。新年を気持ちよく迎えるためにも、今年は「大掃除+片づけ」に挑戦してみましょう!

●全部出して片づけるのがコツ
片づけを始める際のコツは、収納スペースに入っているモノを「全部出す」ことです。この「全部出す」という方法には、次のような大きなメリットがあります。
1.モノの量を把握できる
いったん全部出してみると、自分が思っている以上にモノがたくさん入っていて驚くかもしれません。実際に目で見ることで、あらためて自分がどれだけ多くのモノを所有していたかや、忘れていたモノが出てきて、無駄に持ちすぎていることなどに気づくことができます。
2.収納スペースの広さを把握できる
空っぽの状態を見ることで、あらためて収納スペースの広さや活用方法を再確認できます。モノが入っている状態では気づきませんが、意外と収納スペースは広いなと思うこともよくあります。収納スペースが把握できると、その場所に収まる分のモノの量に調整することができるようになります。
3.必要なモノと不要なモノを選別しやすい
全て出してから整理すると、モノを一つ一つ手に取りながら、「必要なのか」「不要なのか」を判断しやすくなり、不要なモノを手放すきっかけになります。
このように「いったん全部出す」ことで、効率よく片づけを進めていくことができます。

●大掃除と片づけを組み合わせる
片づけを進めて不要なモノを処分した後に大掃除をすると、作業がスムーズに進みます。モノが少なくなることで掃除がしやすくなり、普段手が届かない場所まできれいにすることができます。
年末は、新しい年を迎える準備として片づけを進める絶好のタイミングです。クローゼット、本棚、玄関など、どこか1カ所を決めてすべて出して片づけることで、モノの整理が進み、家全体がすっきりします。今年こそは「片づけた!」と胸を張って新年を迎えましょう。ぜひ、大掃除と片づけを組み合わせて取り組んでみてください。
お問い合わせ先
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電話: 044-935-3306
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