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【片づけで叶える】人生後半の身軽で快適なくらし方(30)

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「自宅の整理収納についてのコラムを配信しています」

地ケアイラスト

  多摩区では、安心して暮らせる「住まいと住まい方」を実現していくため、地域包括ケアシステムの仕組みの一環として整理収納アドバイザーの方を講師に迎え、月に1回市民講座コラムを掲載します。
  子どもが独⽴するなどのライフスタイルの変化や、自宅の老朽化などで、日々の暮らしの管理に困りごとが出てきていませんか?
  人生後半の暮らしを快適なものとできるよう、これからのことを一緒に考えてみませんか?

「講師紹介」

  椎名ともこ (ココチプラス代表)
 ・整理収納アドバイザー1級
 ・宅地建物取引⼠

コラム(30)「生活の変化と増えるモノたちを見直そう」

●ライフステージ・ファミリーステージ

 ライフステージとは、生まれてからの人生をいくつかの段階に分けて考えるものです。例えば、少年期、青年期、壮年期、老年期などが挙げられます。家族のライフステージに着目したものを「ファミリーステージ」と呼びます。結婚、出産、子育て、子どもの独立、そして老後と、家族の形は時間とともに変化していきます。

 しかし、現代ではライフスタイルの多様化が進んでおり、必ずしも「結婚して子どもを育てる」というステージを経るとは限りません。生涯独身の方、子どもを持たない夫婦、親と同居する方、シングルマザーやシングルファザーなど、さまざまな家族の形があります。いずれのケースにおいても、生活の変化に応じてモノが増えていく点は共通しています。

(1) 結婚・夫婦二人の時期

結婚して新生活を始めると同時に、家具や家電、食器、寝具など生活に必要なモノを一通りそろえることになります。

(2) 子育て期1(乳幼児期)

子どもが生まれると、育児に必要なモノが一気に増えます。ベビーベッドやベビーカー、ベビー服、オムツ、哺乳瓶、おもちゃなど、成長に合わせて次々と新しいモノが必要になります。また、アルバムや写真もたくさん増えることでしょう。

(3) 子育て期2(幼稚園~小学校)

子どもが成長し、幼稚園や小学校に通うようになると、文房具、学習机、ランドセル、教材、習い事の道具などが増えていきます。さらに、子どもの成長に合わせて服や靴も頻繁に買い替える必要があります。工作や絵などの作品も思い出として残すことが多く、収納スペースを圧迫しがちです。

(4) 子育て期3(中学・高校・大学)

この時期になると、部活や勉強のための道具、電子機器、参考書、制服などが増えます。また、思春期に入り、子どもが自分でモノを選ぶようになるため、親が管理しきれないアイテムも増えていきます。さらに、大学進学や就職を機に子どもが家を出ることもあり、その際に使わなくなったモノが家に残るケースもあります。

(5) 夫婦二人・または一人暮らし

ここで子どもが社会人や結婚して独立すると、再び夫婦二人、または一人暮らしの生活になります。このタイミングで、かなり生活スタイルが大きく変化するので、これまで使っていた家具や家電、子どもの荷物などを見直すチャンスが訪れるのです。

写真

●モノは増え続ける

 このように、人生の各ステージで必要に応じてモノを増やしていきますが、それらのすべてが今も必要かというと、そうではありません。使わなくなったモノ、不要になったモノが家の中に積み重なっていくのです。気づけば、何十年もの間に「不要なモノ・使わないモノ」が山のように増えてしまうことになります。

●3月は片づけのチャンス

 年度替わりの3月は、生活環境が変わる人も多い時期です。進学や就職、引っ越しなどのタイミングで、不要なモノを見直す絶好の機会です。この時期に「今の暮らしに必要なモノだけを残す」という意識で片づけを進めてみるのはいかがでしょうか。

 ライフステージの変化に合わせてモノを見直し、不要なモノを手放すことで、家の中がスッキリと整います。新しいステージを気持ちよく迎えるために、この春、ぜひ一度、片づけに取り組んでみてください。

お問い合わせ先

川崎市多摩区役所地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)衛生課

住所: 〒214-8570 川崎市多摩区登戸1775番地1

電話: 044-935-3306

ファクス: 044-935-3394

メールアドレス: 71eisei@city.kawasaki.jp

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