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【片付けで叶える】人生後半の身軽で快適な暮らし方(23)

  • 公開日:
  • 更新日:

「自宅の整理収納についてのコラムを配信しています」

地ケアイラスト

 多摩区では、安心して暮らせる「住まいと住まい方」を実現していくため、地域包括ケアシステムの仕組みの一環として整理収納アドバイザーの方を講師に迎え、月に1回市民講座コラムを掲載します。
 子どもが独⽴するなどのライフスタイルの変化や、自宅の老朽化などで、日々の暮らしの管理に困りごとが出てきていませんか?
 人生後半の暮らしを快適なものとできるよう、これからのことを一緒に考えてみませんか?

「講師紹介」

 椎名ともこ (ココチプラス代表)
 ・整理収納アドバイザー1級
 ・宅地建物取引⼠

コラム(23)「実家の片づけを早めにしておく3つのメリット」

 人生100年時代と言われる昨今、高齢の親御さんの家の片づけは、多くの人にとって避けて通れない課題です。
しかし、実際に取り組む際には、モノが多くてどこから手をつけていいのかわからない、親がなかなかモノを手放せなくて片付けがはかどらないなど、さまざまな困難に直面することがあります。

 そこで、今回は実家の片づけを早めに行っておくメリットを3つ挙げてみます。

1.親御さんの健康と安全を守る

 高齢になると、体力や視力が衰えるため、家の中でつまずいたり、モノを倒してケガをするリスクが高まります。特に親御さんの世代はモノを大切にする傾向があり、モノが多くなりがちです。モノが多い家では、通路が狭くなり、転倒の危険性が増します。早めに片づけを行うことで、安全な生活環境を確保し、親御さんの健康を守ることができます。

2.心のゆとりと安心感を与える

 片づけが進むと、家の中がスッキリと整い、心の負担が軽くなります。親御さんにとって、家が片づくことは、老後の不安を軽減し、心のゆとりを生む一因となります。また、モノが整理されていることで、いざという時に必要な物がすぐに見つかる安心感も得られます。

3.家族間のコミュニケーションを深める

 実家の片づけは、親子で協力して進めることが多いと思います。その過程で、親の思い出や価値観を共有する機会が増え、家族の絆が深まることがあります。また、片づけを通じて、親御さんが自分の考えを整理し、これからの生活について前向きに考えるきっかけにもなります。

コラムイラスト

以上のように、実家の片づけを早めに行っておくことには、多くのメリットがあります。夏休みに帰省され、親御さんと共に過ごされた方も多いと思います。ぜひ、この機会に早めの片づけを親御さんと一緒に相談されてみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ先

川崎市多摩区役所地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)衛生課

住所: 〒214-8570 川崎市多摩区登戸1775番地1

電話: 044-935-3306

ファクス: 044-935-3394

メールアドレス: 71eisei@city.kawasaki.jp

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