長念寺(絵画と彫刻)

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2010年12月20日

絹本着色秀月禅尼画像

絹本着色 秀月禅尼画像

住所

多摩区登戸1416

交通案内

JR・小田急線「登戸駅」下車、徒歩15分

地図

解説

 永池山長念寺は、木造阿弥陀如来立像(江戸時代作)を本尊とする浄土真宗西本願寺派の寺院で、縁起によると、大永2年(1522)に法専坊によって創建された後、江戸時代に秀月禅尼(しゅうげつぜんに)によって中興されたといわれています。
 秀月禅尼は、徳川家光に仕えていた菅の領主中根壱岐守平十郎正朝の母で、慶安元年(1648)に亡くなっています。当寺には禅尼の亡くなった翌々年に制作された絹本(けんぽん)着色秀月禅尼画像(市重要歴史記念物)が伝えられています。本図は、縦65.5cm、横27.5cmの軸物で、禅尼の温和な表情がよく描かれているとともに制作年代が明らかなので、当地における江戸時代初期肖像画の基準作として貴重です。
 この他、当寺には紙本金地著色鳥合(しほんきんぢちゃくしょくとりあ)わせ図屏風(神奈川県重要文化財)及び木造阿弥陀如来立像(市重要歴史記念物)が所蔵されています。
 鳥合わせ図屏風は、中央上部に池庭を、左右には上流階級の居館の縁先を配し、その上には円形と方形の鳥籠一対が置かれ、中にウグイス、ウズラ、メジロ、ヒバリなどが描かれていますが、人物は一人も描かれていません。
 本屏風の出来栄えは非常に優れたものであり、画題も非常にめずらしく貴重な作品です。この屏風の作者を狩野永徳(かのうえいとく)(1543~1590)とする伝承がありますが、その確証はなく、構図・筆法から狩野・土佐両派を折衷した狩野派画人による桃山時代の作と考えられています。
 阿弥陀像は、像高64.3cm、寄木造、玉眼で、衣文を複雑に彫出していますが、仕上げはていねいに行われています。背部内面には墨書銘が記されており、本像が天文3年(1534)に日光に住んでいた道仙正蓮によってつくられたことがわかり、室町時代の基準作として大変貴重です。

所有指定文化財

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