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棟持柱の木小屋

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2010年6月7日

棟持柱の木小屋

棟持柱の木小屋 1棟

建築年代

大正13年(1924)

規模

桁行3.6m、梁間2.7m

構造形式

切妻造・杉皮葺・妻入、1面下屋付

所有者

川崎市

所在地

多摩区枡形7-1-1(日本民家園)

指定

市重要歴史記念物 平成7年(1995)1月24日

解説

 この建物は「クズ小屋」と呼ばれ、薪や堆肥用の落葉を貯めておく小屋であった。もと日本民家園の近くで農業を営む松沢薫氏宅の納屋の隣に建っていたもので、関東大震災後間もない頃に建てられたという。昭和25年頃に屋根が改修され、桁以上は新材に替えられている。
 木小屋は12尺に9尺(3間×2間)の身舎の、正面に向かって左手に下屋を付けた簡素な建物である。その建築的な特徴は、棟持柱をもつ垂木構造であること,しかも柱を全て丸太の堀建柱とすることである。この構造は、軸部と小屋が一体であり、木造建築の最も原始的な形態を示す。すなわち、身舎の両妻に高さ8.8尺の棟持柱を立てて、棟木を受け、棟より両側の桁に垂木を架け渡して小屋組とする。棟持柱と両側の柱は曲がりのある丸太で繋ぎ、棟持柱に枘差し・込栓打ちに納めている。屋根は、もと波型鉄板葺であったが、当初の計画であった杉皮葺に改められた。正面右手の柱間を入り口として開放するほかは、各柱間に胴縁を2本渡して、外側に先端という板片を小間返しに打ち付けて壁とする。下屋は身舎の屋根より一段低く架けるが、形式は身舎と同じである。
 この建物は民家の原形を示す小屋の構造をよく伝えており、また多摩丘陵の農家に伝わる付属屋の遺構として参考になる。

棟持柱の木小屋平面図

棟持柱の木小屋平面図

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川崎市 教育委員会生涯学習部文化財課

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