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紙本金地著色 鳥合わせ図屏風

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2010年8月13日

紙本金地著色 鳥合わせ図屏風
紙本金地著色 鳥合わせ図屏風

紙本金地著色 鳥合わせ図屏風 六曲一双

年代

桃山時代(伝狩野永徳筆)

法量

(各隻)縦172.1cm 横265.5cm

所有者

長念寺(多摩区登戸1416)

指定

県指定重要文化財 昭和59年11月22日指定

解説

 6曲1双の屏風をひろげると、池庭を中央にして左右に館の縁先のみを画く。縁の上張りは白木造りで、縁の下には漆喰いぬりの亀腹がのぞいている。左右の縁先にそれぞれ2個ずつ、計4個の鳥籠が置かれ、うぐいす・うずら・めじろなどが飼われている。籠は黒漆ぬり梨地に金銀による草花の蒔絵である。籠の中には染付の水瓶が入れてある。左隻の庭先にある鳥籠は、青竹の骨で編まれたもので、中には割られた胡桃の実が散らばり、とまり輪が吊り下がっている。これと対称的に右隻には、松・柳・つつじなどと、岩石を配した盆栽が描かれている。両隻の外側手前には、松と檜、池中には蘭草が画きこまれている。人の姿はなく、閑寂なたたずまいで、思わず鳥声に耳を傾けたくなるような画趣といえる。
 極彩色のつくり絵画法で、剥落部分にみられる下図の線描は闊達で、画技の力量の高さを示している。
 筆者を狩野永徳(1543~90)とする伝承は確証なく、構図・筆法から桃山時代の障屏画としては、狩野・土佐両派を折衷した狩野派画人による制作と思われる。愛鳥の鳴きくらべを楽しんだ鳥合せという画題、画趣ともに類例なく、風俗史上の価値も高い。豊臣秀吉遺愛の品で、拝領者からの長念寺への寄進と伝えられている。

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