12月の市民健康デーのお知らせ
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毎月第4土曜日は健康について語り、学び、考え、実行する「市民健康デー」です。
12月のテーマは「アルコール」です

アルコールの影響~3つの側面~
アルコールは、楽しい時間を演出する一方で、体や心、社会にさまざまな影響を与えます。
今回は、体と心と社会の三つの側面から、アルコールを見直していきたいと思います。
体への影響
アルコールの過剰摂取は、私たちの体にさまざまな悪影響を及ぼします。
肝臓への負担
アルコールは肝臓で分解されますが、過剰な飲酒は肝臓に大きな負担をかけます。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状が出る頃には病気が進行していることもあります。定期的な健康診断でチェックすることが大切です。
脳と睡眠への影響
「寝酒」は睡眠の質を下げ、不眠症を悪化させることがあります。さらに、長期の大量飲酒は脳の萎縮を早め、記憶力や判断力の低下を招きます。
その他の健康リスク
膵臓、胃腸、心臓などにも悪影響を与え、日本人のがん原因の一つにもなっています。
心への影響
アルコールの習慣的な大量飲酒は、心にも悪い影響を及ぼすことがはっきりとわかっています。
アルコール依存症
飲酒量や時間をコントロールできなくなる病気で、離脱症状(発汗、震え、不安など)が現れることもあります。
うつ病や自殺との関係
アルコール依存症はうつ病や自殺のリスクを高めます。依存症の人は自殺の危険性が約6倍とも言われています。
社会への影響
アルコールはご自身の体や心だけではなく、社会的にも大きな影響を与えます。
交通事故
警察庁の統計によると令和6年度の交通事故発生数は29万792件で、そのうち飲酒下での自動車や自転車による事故は533件にのぼり、このうち、174件が死亡者事故でした。飲酒運転下での交通事故は死亡事故につながる割合が約7.6倍に跳ね上がると警察庁が警鐘を鳴らしています。
その他の事故
転倒・転落や溺死、凍死等も飲酒下ではリスクが上がることが指摘されています。
酩酊状態で、気づかないうちに道端で寝込んでしまい低体温で亡くなったり、嘔吐物で窒息死してしまうなど、飲酒によって引き起こされるさまざまな悲惨な事故があります。
適切なお酒との付き合い方を考えましょう
お酒は適量なら楽しい時間を演出します。しかし、「私は大丈夫」ではなく、誰にでも起こりうる問題だと認識することが大切です。
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お問い合わせ先
川崎市健康福祉局保健医療政策部健康増進課健康づくり担当
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2411
ファクス: 044-200-3986
メールアドレス: 40kenko@city.kawasaki.jp
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