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11月の市民健康デーのお知らせ

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毎月第4土曜日は健康について語り、学び、考え、実行する「市民健康デー」です。

11月のテーマはエイズです

HIV/エイズについて

 HIVはウイルスの名称で、エイズはそのウイルスにより免疫が下がった状態を表します。HIVの正式名称は「ヒト免疫不全ウイルス」です。
 このHIVというウイルスが、体に入って感染が成立すると、ヒトの免疫を壊していき、徐々に免疫力が落ちていきます。免疫力が落ちてしまうと、普通であればかからないような感染症にかかったり、病気に抵抗できなくなったりします。
 このように、免疫力が下がっていろいろな病気や感染症にかかってしまう状態を「エイズ発症」といいます。
 HIVに感染して、その後治療をしなければ、個人差はありますが、数年から10年ぐらいで徐々に免疫力が低下し、エイズを発症すると言われています。そして、その間、特に症状がないことも多いので、自分がHIVに感染していることにも気づきにくいのです。

感染を防ぐには

 HIVの感染経路は3つあります。 

  ・性行為による性感染

  ・覚せい剤の「回し打ち」といった注射器具の共有などでおこる血液感染

  ・母親がHIV感染者であった場合に妊娠中や出産時、授乳などにより赤ちゃんに感染する母子感染 

 その中で一番多いのが性行為による性感染です。HIVは血液や精液、膣分泌液に多く含まれているので、自分やパートナーがコンドームを正しく使用することがHIV感染の予防にとても大切です。
 2024年には、性行為などの感染リスクのある行為の前後に飲むことで、感染リスクを下げる薬も承認されています。 
 また、HIVの感染力はとても弱いので、通常の社会生活のなかでうつることはありません。そのため、同じ空間に長時間一緒にいたり、一緒にご飯を食べたとしても感染の心配はありません。

12月1日は世界エイズデー

 世界エイズデーは、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHOが1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。
 世界エイズデーには毎年キャンペーンテーマがあり、今年のテーマは「U=U検出されない=性感染しない」です。
「U=U」とはUndetectable=Untransmittable(検出できない=感染しない)、という英語の頭文字をとったもので、効果的な治療を続けて、血液中にウイルスが検出されない状態が継続できているHIV感染者からは、コンドームなしでの性行為でも他の人にHIVがうつることはないと言われています。
 HIV/エイズはかつて致死率の高い病気であり「死の病」と思われている方もまだまだ多いと思いますが、現在は治療法の進歩により、HIV感染者は健康を維持しながら感染していない人と変わらない生活を送れるようになっています。
 今年の世界エイズデーのキャンペーンテーマである「U=U」という言葉をより一層浸透させることで、もう一度、HIV/エイズのことを皆で考えてみましょう。

関連情報

お問い合わせ先

川崎市健康福祉局保健医療政策部健康増進課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-3426

ファクス: 044-200-3986

メールアドレス: 40kenko@city.kawasaki.jp

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