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【片づけで叶える】人生後半の身軽で快適なくらし方(39)

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「自宅の整理収納についてのコラムを配信しています」

地ケアイラスト

 多摩区では、安心して暮らせる「住まいと住まい方」を実現していくため、地域包括ケアシステムの仕組みの一環として整理収納アドバイザーの方を講師に迎え、月に1回市民講座コラムを掲載します。
 子どもが独⽴するなどのライフスタイルの変化や、自宅の老朽化などで、日々の暮らしの管理に困りごとが出てきていませんか?
 人生後半の暮らしを快適なものとできるよう、これからのことを一緒に考えてみませんか?

「講師紹介」

  椎名ともこ (ココチプラス代表)
 ・整理収納アドバイザー1級
 ・宅地建物取引⼠

コラム(39)「今年の終わりに、身の回りの環境を整えてみよう」

 先日、私が最近働きはじめた小さな職場での出来事です。
給湯室の流しには、お客様にお出しする湯呑み、社員の方のマグカップ、箸やフォーク、そしてお皿までが、水切りカゴに山積みになっていました。お客様にお茶をお出しするたびに、その中から湯呑みを探して取り出す必要があり、少し手間に感じていました。

  また、ゴミの扱いも気になりました。ペットボトルや生ごみ、紙ごみなど、それぞれ専用のゴミ箱がなく、レジ袋を冷蔵庫や流しの取っ手に引っ掛けて使っていたのです。仮置きとはいえ、どうしても雑然とした印象になってしまいます。

 私は整理収納アドバイザーですので、いくつか提案をさせていただきました。

水切りカゴは「お客様用」と「社員用」に分け、ゴミ箱はフタ付きで手間のかかるものではなく、引っ掛けるタイプを使って一か所にまとめることにしました。

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ほんの小さな改善でしたが、整えてみると社員の方がとても喜んでくださいました。「お客様にお茶が出しやすくなりました」「自分たちの飲み物を用意するのも楽になりました」「給湯室がすっきりして清潔感がありますね」など、嬉しい声をいただきました。

 働く環境を少し整えるだけで、一見仕事とは直接関係なさそうなことが、実は仕事のしやすさにつながっているのだと感じました。探す手間が減り、動きがスムーズになり、気持ちにも余裕が生まれます。環境が整うことで、結果的に仕事もはかどるようになるのです。


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これは職場に限った話ではありません。家の中も同じです。家事がしづらい配置や、なんとなく置きっぱなしになっている物、使うたびに感じる小さなストレス。そうした場所を少し見直すだけで、暮らしは驚くほど楽になります。

職場や生活の環境を整えることは、毎日の動きや気持ちを軽くし、心地よい暮らしへとつながる大切な土台づくりです。

キッチンの一角、引き出しひとつ、毎日使う場所など、年末の片づけに一か所だけでもよいので、整えてみませんか。

 

お問い合わせ先

川崎市多摩区役所地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)衛生課

住所: 〒214-8570 川崎市多摩区登戸1775番地1

電話: 044-935-3306

ファクス: 044-935-3394

メールアドレス: 71eisei@city.kawasaki.jp

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