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「下水道管路の全国特別重点調査」優先実施箇所の調査結果をお知らせします ~公道部に埋設されている下水道管路が健全であることを確認しました~

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 川崎市上下水道局では、令和7年1月28日の埼玉県八潮市での道路陥没事故を受け、国土交通省から3月18日付けで発出された「下水道管路の全国特別重点調査」の実施要請に基づき、5月から優先実施箇所の約612m(6箇所)における下水道管路内の調査を行いましたので結果を報告いたします。
 本調査は、直接目視にて行う潜行目視調査や、テレビカメラが付いた浮体を下水道管路の中に挿入し、水面より上部の部分を撮影する浮流式カメラ調査を行い、劣化状況を確認したうえで、劣化が確認された箇所については空洞調査を実施し、その他の箇所についても打音調査を実施いたしました。
 下水道管路の劣化状況の調査は、腐食・たるみ・破損を診断し、劣化の進行順にランク付けをしたうえで、全国特別重点調査の判定基準により評価しました。
 調査の結果、公道部に埋設されている下水道管路(約596m)が健全であることを確認しました。
 また、市民生活に影響のない渡田ポンプ場(川崎区鋼管通4-17-1)の敷地内に埋設されている下水道管路(小田その2幹線)約16mで、腐食、破損を1箇所確認しましたが、劣化状況は、直ちに地表面の陥没につながるものではありません。今後、概ね1年以内に対策を完了させるよう、速やかに対応方法を検討するとともに、工事着手までは巡視・点検を継続して行い、安全の確保に努めてまいります。
 なお、優先実施箇所以外の全国特別重点調査の対象となる約50kmについては、令和7年度末までに調査を完了させ、調査結果を適時公表するとともに、緊急度に応じて必要な対応を実施いたします。

1 優先実施箇所の調査対象について

 調査対象は、管径2m以上かつ、平成6(1994)年度以前に設置された(30年以上経過している)下水道管路のうち、次に該当する優先実施箇所の約612m(6箇所)を実施しました(下図参照)。

  • 埼玉県八潮市の道路陥没現場と類似の構造・地盤条件の箇所
  • 下水道管路の腐食しやすい箇所
優先実施箇所の調査対象(多摩区宿河原7丁目地内、中原区下小田中6丁目地内、中原区井田1丁目地内、幸区南加瀬4丁目地内、川崎区小田5丁目地内)

2 優先実施箇所の調査方法について

(1)調査の流れ

 劣化状況調査は、直接目視にて行う「潜行目視調査」、または、テレビカメラが付いた浮体を下水道管路の中に挿入して水面より上部の部分を撮影する「浮流式カメラ調査」を行い、劣化状況を確認しました。
 また、劣化が確認された箇所については、下水道管路内面からレーダーなどを用いて空洞の有無を確認する「空洞調査」を実施し、その他の箇所についても、ハンマーでコンクリートを打撃し、その時の打撃力波形からコンクリート強度を推定する「打音調査」を実施しました。

調査の流れを図にしたもの

(2)劣化状況の判定基準

 下水道管路の劣化状況の調査は、管の腐食、たるみ、破損(クラック、ズレ等)を診断し、劣化の進行順にランク付け(AからC)をしたうえで、全国特別重点調査の判定基準(緊急度1・2)により評価しました。

全国特別重点調査はランクA項目が1つ以上で緊急度1、ランクBが1項目以上で緊急度2としている

3 優先実施箇所の調査結果について

 劣化状況調査の結果、公道部に埋設されている下水道管路(約596m)が、健全であることを確認しました。
 また、市民生活に影響のない渡田ポンプ場(川崎区鋼管通4-17-1)の敷地内に埋設されている下水道管路(小田その2幹線)約16mで、腐食、破損を1箇所確認しましたが、劣化状況は、直ちに地表面の陥没につながるものではありません。今後、概ね1年以内に対策を完了させるよう、速やかに対応方法を検討するとともに、工事着手までは巡視・点検を継続して行い、安全の確保に努めてまいります。

腐食箇所
破損箇所

4 優先実施箇所以外の劣化状況調査について

 優先実施箇所以外の全国特別重点調査の対象となる約50kmについては、令和7年度末までに調査を完了させ、調査結果を適時公表するとともに、緊急度に応じて必要な対応を実施いたします。

お問い合わせ先

川崎市上下水道局下水道部管路保全課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-3557

ファクス: 044-200-3980

メールアドレス: 80kanho@city.kawasaki.jp

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