【広報紙「かわさきの上下水道」No.59】もっと教えて工事のこと!
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水道工事や下水道工事の方法ってどんなもの?(耐震化や老朽化対策)

水道管や下水道管の開削工法
開削工法とは、道路や地面を直接掘削して水道管や下水道管を埋設する工事の方法です。古くなった管を耐震性を有する新しい管に入れ替えています。

水道管の更生工法(PIP工法)

下水道管の更生工法(製管工法)
製管工法とは、古くなった管と更生材が一体することで新しい管と同等以上の耐久性を有する更生管(複合管)にする更生工法で、古くなった管の内側に更生材をしっかりと合わせて製管し、その管との隙間に充填材を注入することで一体化した更生管を構築する方式です。
(次のイラストは、製管工法による作業の様子です。)


水道と下水道の流し方の違いとは?
水道と下水道は、どちらもできるだけ電気を使わずに、自然の高低差を利用する自然流下方式により水を流していますが、水道と下水道では、管の中の水の流し方に違いがあります。
水道は、飲み水であることから外部から不純物が入らないように管の中を常に満水にして流しています。一方、下水道は、昼と夜で流れる量が違うことに加え、雨などの日はたくさんの水を流す必要があることから、普段は管の中は満水になっていません。
こうした違いにより、水道管の水には一定の圧力が保たれているため、土の中で管を上や下に曲げても水を流すことができ、逆に下水道管は、管の中の水に圧力がかかっていないため、管を曲げたりすると、流れが悪くなりつまりなどが生じる恐れがあります。管の工事中に土の中に予期せぬ障害物があった場合は、それぞれの方法で当初予定していた管の埋設場所を移すなど、柔軟な対応を行っています。
お問い合わせ先
川崎市上下水道局サービス推進部サービス推進課
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