「首都直下地震対処大都市水道合同防災訓練」を実施しました
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川崎市、東京都、横浜市、千葉県、さいたま市の5会場等で27の関連団体が首都直下地震発生時の対処活動を行う合同防災訓練を実施しました。
川崎会場での訓練は、首都直下地震が発生したことを想定し、各種の訓練や被災大都市による連携したテレビ会議、本市と災害時の応援に関する覚書を締結している静岡市及び札幌市と意見交換などを行い、災害時における各都市の役割や具体的な連携について確認をしました。
川崎会場の様子(長沢浄水場)
情報連絡調整担当審議訓練
情報連絡調整担当とは、地震発生時に被災事業体に赴き、他都市への応援要請に関するコーディネーターの役割を担います。
川崎市の情報連絡調整担当水道事業体は静岡市及び札幌市となっており、この訓練では、川崎市の被害状況や活動状況について情報共有を図ったうえで、情報連絡調整担当が行う活動を確認しました。
その後、想定した被害状況より、他都市への応援要請の規模や内容の決定、応援要請に応じて派遣される他事業体の体制の決定等、応援隊が活動するための基本事項を決定する訓練を実施しました。
情報連絡調整担当審議訓練の様子
応急給水活動審議訓練
応急給水活動審議訓練では、応援隊の体制に基づき、給水タンク車の容量や移動距離などを考慮して、応急給水要請のあった避難所や病院等に対して派遣する応援隊決定の訓練を実施しました。
応急給水活動審議訓練の様子
その後、静岡市及び札幌市の応援隊は、災害時に応急給水の要請が想定される避難所や病院等へ給水タンク車で出動しました。
出動する静岡市の給水タンク車
出動する札幌市の給水タンク車
応急給水訓練)
応急給水訓練では、川崎市の注水施設から静岡市及び札幌市の給水タンク車への注水、給水タンク車から組立式給水タンクへの注水、給水タンク車から給水タンク車への注水など、実際の動きを想定した訓練を行うとともに各都市の器具等の確認を行いました。
川崎市の注水施設から、静岡市の給水タンク車への注水作業
川崎市の注水施設から、札幌市の給水タンク車への注水作業
被災大都市連携テレビ会議訓練
首都直下地震は、首都機能のマヒを引き起こす未曽有の大災害になると想定され、断水により病院や人工透析施設などの医療機関からの応急給水の要請に対し、給水タンク車の不足が懸念されます。
各被災地の応援隊間の緊急かつ横断的な救援方法として、川崎市、東京都、横浜市、千葉県、さいたま市をインターネット回線に接続しテレビ会議を行い、各都市の応援隊が被害状況等の情報共有を図ったうえで、都市間における給水タンク車の融通について協議しました。
その後、協議結果に基づき川崎市の応援事業体である静岡市及び札幌市の応援隊が給水タンク車で横浜市へ出動し、医療機関の受水槽への飲料水の補給訓練を行いました。
テレビ会議の様子
横浜市での補給訓練の様子
3都市(静岡市・札幌市・川崎市)意見交換
3都市意見交換では、今回の訓練で気付いた点や各都市での課題等について情報共有を図るとともに、札幌市より北海道胆振東部地震に関する活動報告を受けました。
これらの訓練を通じて、川崎市が「情報連絡調整担当の活動に関する覚書」を締結している静岡市及び札幌市と災害時の連携強化を図ることができたと考えています。
意見交換の様子
お問い合わせ先
川崎市上下水道局サービス推進部サービス推進課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3097
ファクス: 044-200-3996
メールアドレス: 80suisin@city.kawasaki.jp
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