高齢者見守りシステム「見守りライフ」
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認証年度 2019年度(KIS2019-17)
ベッドセンサによる高齢者見守り
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製品概要
ベッド脚に取り付けた4つのセンサが入居者のベッド上の動きを検知し、ナースコールへ通知することで、転倒・転落リスクの低減に貢献します。入居者の状態や体重・バイタル情報を蓄積することで、生活リズムや健康状況の把握が可能となり、生活改善・介護プランに活用できます。複数人の入居者の状況を同時にモニターで見守ることができ、人手が少ない夜間などに介護スタッフの負担軽減を図り、介護の質向上に貢献します。
開発背景
高齢者施設における入居者の転倒・転落リスク低減という課題と、深刻化している介護業界の人材不足という問題に対して、より早く入居者の危険を検知でき、かつICTを活用することで、限られた人材でも効率的な介護業務ができるように開発されたのが「見守りライフ」です。
開発の意義
被介護者の自律尊重を考え、非接触型で身体拘束なく安心・安全に生活できることを念頭に企画・開発しております。また、本製品は介護者に対しても身体的・精神的さまざまな負担を軽減できると考えており、介護業界における労働環境の改善や人材不足の緩和を目指しております。
創意工夫
従来のマット型センサでは難しかった「動き出し」「起き上がり」「端座位」を検知することで、入居者が離床する前に早期に駆けつけることが可能です。管理画面では、入居者の状態をピクトグラムやグラフで表現することで、使用者が直感的に理解・操作できるようにしております。
既存の設備や機器に対して連携できるようになっており、新たに付帯設備を投資することなくご利用いただけます。
メッセージ
自動車業界では、IoT/ITを活用した運転支援システムを搭載することで、事故の低減や運転者の負担軽減を実現しました。介護業界においても、ロボットやセンサを活用することで、介護の質や生産性を向上させ、現場の労働環境改善や人手不足を緩和することが可能と考えております。
「見守りライフ」は入居者の転倒・転落リスクの低減と介護スタッフの負担軽減を目的に開発されました。介護人材が不足している中、職員一人あたりの身体的・精神的負担を軽減しながら、効率的な介護の実現を目指しております。今後も現場の要望に応えるため、製品改良に努めて参る所存です。
かわさき基準認証総合評価コメント
離床による転倒の恐れがある方のベッド上の状態を把握するために利用する製品として、迅速かつ正確に利用者の起き上がり・端座位・離床等が通知され、転倒・転落リスクが軽減するとともに、利用者の生活状況が把握できることで介護サービスの向上に繋がる効果があることは非常に評価できます。モニター評価においても「起床、端座位、離床の判定速度が速く、精度も高い」、「転倒防止センサーとしての完成度が非常に高い」、「生活状況が把握でき、介護の質が向上する」との意見があるなど<理念5 活動能力の活性化>等において優れた配慮があるとの評価を受けました。<理念1 人格・尊厳の尊重>、<理念5 活動能力の活性化>、<理念8 ノーマライゼーション>等の優れた配慮を評価し、2019年度かわさき基準(KIS)認証福祉製品に認証いたします。
問合せ先
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川崎市経済労働局イノベーション推進部
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