LASHIC-care(ラシクケア)
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認証年度
令和5年度

対象者
加齢により介護が必要である方、同居等で遠方の家族や訪問介護者等の見守りが必要である方。

製品概要
介護事業者が開発した見守りシステムです。室内センサー、ベッドセンサーを基本セットとしています。居室内の在/不在、温度、湿度、照度、運動量、ベッド上の在/不在、心拍数等、センサーが取得した情報をクラウド上で解析し、居室内の状況をPC等の画面に表示します。異変検知時のアラート通知機能も付帯しており、カメラを使わずに完全非接触での見守りを実現します。

開発背景
介護施設を運営する中で、介護業界の人材不足の解消と労働環境改善の必要性を痛感していました。約10年前に、超高齢化社会に突入する2025年からの介護業界の展望を考え、このままではいけないと強い危機感を抱き、従来とは違うアプローチでの課題解決の試みとして、センサーやICT技術を活用した見守り機器の開発を決意しました。

開発の意義
高齢者の状況を遠隔で把握して見守りができるようになり、介護にかかる心理的・身体的負担が軽減されます。不用意な状況確認の機会を減らすことで、高齢者の心理的負担が軽減されるほか、カメラを使わずに高齢者の生活のリズムや行動特性などをアセスメントできることでの先回りのケアの実現や、事故の起こりやすい離床のタイミングを検知できることによる、事故やケガの防止に繋げることが可能となります。

創意工夫
高齢者が自分らしく生活できることにこだわりました。
監視されている感覚を極力排除するためにカメラは使用せず、また、マットセンサーにおいても音で心拍を判断する要素技術を活かして完全非接触を実現。センサー情報の取得と分析によって見守りが可能となるように工夫し、各種機器の外観は暮らしになじむスタイリッシュなデザインを取り入れました。
自社のグループ施設をはじめ、現場の声を常に取り入れながら製品改良を進めています。

メッセージ
まもなく超高齢化社会を迎える日本にとって、介護の重要性はますます高まり、人材不足などの介護業界の抱える課題もより深刻なものとなります。
当社の属するインフィックグループは、20年以上に渡り介護事業者としてその課題と向き合ってきました。
常に、現場で働くスタッフの声を丁寧に拾い上げ、自社の施設でのテストを繰り返すことで、利用者にも、そしてスタッフやご家族にも優しく使いやすい、また、介護現場を熟知する弊社が作るサービスとして真に現場に適合したプロダクトへと進化を続けています。これからも介護現場に寄り添いながら、見守りシステムを通じて、人材不足の解消や介護の質の向上に寄与してまいります。

かわさき基準認証総合評価コメント
介護者から、巡視が必要な方の心拍・脈拍が分かるため、必要な見守りができ、介護者の負担軽減に繋がる点、情報が多すぎずシンプルで使いやすい点が高評価でした。そのため、特に「理念5 活動能力の活性化」の適合が高いと判断し、認証いたします。

問合せ先
お問い合わせ先
川崎市経済労働局イノベーション推進部
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3226
ファクス: 044-200-3920
メールアドレス: 28innova@city.kawasaki.jp
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