座位保持自走型 ラクリオ 介助ブレーキ付きPR-1000B
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認証年度
2020年度
対象者
座位機能能力が低下した下肢筋力低下・並びに麻痺等、歩行困難な利用者。
製品概要
移乗機能を装備した「肘掛跳ね上げ・スイングアウト自走型車いす」にティルト機能を追加。利用者の身体状況変化に応じて座面角度を無段階に調整でき座位が安定。1台で長い期間使用できます。介助ブレーキ付。
開発背景
利用者(特に施設)の重度化が進むにつれ備品が増え車いすの種類が煩雑化。介護職の技術の向上が難しいため難しい工具を使った操作は敬遠傾向となっている。日々の身体の変調に合わせ、姿勢を変化できる、どなたにでも汎用性のある、車いすの開発を考案した。
開発の意義
高齢化が進む中、施設への入所も難しい状況に。
これから益々増える在宅介護場面でも汎用性が良く、日々の体調や活動に合わせた姿勢を保持できる車いすを販売することで、介護負担を減らし自立支援を促すことでその方らしい生活を送っていただく。
創意工夫
競合他社にはティルト式車いすはあるが、殆どが介助式である。この為、残存機能を活かした、自立支援を促す自走型ティルト式車いすを開発した。
メッセージ
車いすは、今や移動をするだけの手段ではなく、生活の一部、身体の一部として使用するものとなってきている。活動に合わせた姿勢保持が行えることで、活動の制限が説かれ、自立支援を促せる可能性も期待できる。
単なる移動手段としての車いす選定ではなく、残存機能を最大限に活用しADLの維持向上につながる車いすを選定していただきたい。
かわさき基準認証総合評価コメント
通常の車いすでは座位が厳しくなりつつある方でも、座位の姿勢調整が簡単にできることで利用者が快適に日常生活を過ごすことができるとともに、自走を行える機能をティルトを含み残すことで、残存機能の保持にも繋げていける点は非常に評価できます。モニター評価においても、「普通の車いすよりリクライニングが出来て座面が深く座り直ししやすい」、「自走する体の機能が衰えてきている方が自走を楽に行えるポジショニングに役立つ」など<理念5 活動能力の活性化>、<理念6 利用のしやすさ>等の優れた配慮を評価し、2020年度かわさき基準(KIS)認証福祉製品に認証いたします。
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