シームレスバディ



認証年度
令和3年度
対象者
障害児者(知的障害、精神障害、発達障害など)
障害児者を支援する学校、福祉事業所、雇用する企業などにおける使用を想定
製品概要
障害児者の秘めた能力を発掘し、可視化を行うことができるツールです。
一定期間毎の計画・実績評価、モニタリングと同時に、基本評価約220項目、職業能力評価項目を組みあわせて、障害特性に応じて、合理的配慮+教材(適正配置)等をテータ蓄積できます。また、同データをもとに、phase1で発表した段階において、さまざまなマッチング(特許第6831118号)を得意としています。また、次に発表する追加機能(特許第6955773号)では、AIを活用して障害特性にあわせた合理的配慮+教材(適正配置)などの提案する機能を追加します。
継続して使い続け、PDCAをまわすことで、より効果を発揮できます。
開発背景
代表高橋の重度知的障害、自閉症スペクトラムの息子の障害をきっかけに、2011年1月に法人を設立。
18歳以上の約6%のみの障害者雇用(20時間以上/週)や、就労継続支援B型(障害者総合支援法)の全国平均工賃約16,000円/月。制度内での最低基準は、3,000円/月など経済的自立も非常に厳しい現状。
これらの障害者を取り巻く大きな社会的課題解決し、親なき後の安心した暮らしができる社会づくりを目指す為。
開発の意義
社会的課題はなぜ解決できなかったのか?これまで長きにわたり、障害者の雇用は進まず、障害児の教育は充実しない。この課題の要因は、企業においては、障害者の能力がわからない、学校においては、障害児は増加の一途で、制度や仕組み、教材などが確立されていないなどがあげられます。
障害児者の能力の可視化を行い、シームレスに関係者をつなげることで、障害児者の秘めた能力を発掘・開花することができると考えています。
創意工夫
既に販売中のものは、マッチング機能(特許第6831118号)、次に発表する追加機能(特許第6955773号)では、AIを活用し障害特性にあわせた合理的配慮+教材(適正配置)等を提案する機能を得意としています。継続使用することで、より効果が発揮できます。使用用途は、支援者等の動きにあわせ、PC、スマートフォン、タブレットなど選択できます。漢字など読むのが難しい方にはフリガナ付与が可能です。
メッセージ
障害児者やその家族は、長きにわたり、自分の意志とは関係なく、障害者=仕事ができない、怖いなど、まわりの固定概念で社会参加の機会やきっかけがない、又は少なくなってしまうことが多々ありました。私自身も、息子の障害をきっかけに、たくさんあきらめざるを得ないことがありました。
人は皆、ダイヤモンドの原石であり、障害であろうとなかろうと人の可能性は無限大です。多様な人財がいて、支えあい認め合って尊重し生きていく社会づくりこそが、1人1人が最も輝ける社会となり、幸福になるのではないだろうか?障害であろうとなかろうと、だれでも機会やきっかけは平等にある必要があると思っています。
かわさき基準認証総合評価コメント
モニター評価において、かわさき基準の理念の中で特に「理念5 活動能力の活性化」に関する好意的な意見が多いことに加え、競合他社が確認されず、市場性の期待が高い製品であることから、かわさき基準の理念に適合した製品であると判断し、令和3年度かわさき基準(KIS)認証福祉製品に認証いたします。
問合せ先
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