床走行式電動介護リフト
認証年度
2020年度
対象者
自立移動ができない方
製品概要
ベッドから車いすへの移動など、さまざまな移乗動作を補助し、介護する方の介護負担を軽くすることを目的に作られています。充電式により、電源が無い場合でも使用可能です。充電状態やバッテリー残量は、液晶パネルで表示され、状態が一目でわかります。低床ベッドに対応します。
開発背景
在宅介護では、老々介護は増加する傾向にあり介護負担は問題視されている。施設では、介護従事者の負担増加から腰痛は問題視され、離職の原因にもなる。しかし、リフトの利用には手間がかかり、導入率はまだ低く、その解決のために、使いやすさを向上したリフトを開発した。
開発の意義
移乗は大きな力が必要であり、また、転倒のリスクが高いため、本リフトにより、サポートをする。また、本リフトによるサポートで、介護負担軽減になり、腰痛予防につなげる。
創意工夫
手間を削減するために、次のような工夫を行った。
・動作速度を1.25倍に向上し、操作時間を削減
・キャスターの多輪化によって取り回し性を向上
・リフト脚部を低くし、低床ベッドの台車に干渉しない構造
・利用者に制限なく使えるよう、最大利用者体重を205kgにした
メッセージ
介護の現場において、スタッフの腰痛や老々介護の負担や、転倒事故が問題となっている。その原因にはご利用者様を無理に持ち上げたりしないで済む簡単で機能的な用具の不足があげられる。用具が姿勢を整え、重さを支えて運ぶことによって、ご利用者様の自立支援と、スタッフや介護者の負担軽減につながる。
本リフトを使うことによって、より安全で快適な介護の実現に役立つ。
かわさき基準認証総合評価コメント
ベッドから車いすへの移動など、さまざまな移乗動作を補助し、介護する方の介護負担を軽くすることができる。またアームの作りについても揺れが少なく利用者にとって不安の少ないデザインとなっていること、ダブルキャスターでの操作性や低床ベッドに入る仕様などスタッフにおいても日常的に使用のしやすい仕様になっていることは非常に評価できます。モニター評価においても「介助を受ける際に揺れが少ないため安心感がある」、「操作性が良く、ベッドの下まで入り込めるのは良い」、「人が抱えて移乗するよりも、お互いに安心・安楽で介護負担軽減に繋がる」など<理念5 活動能力の活性化>等において優れた配慮があるとの評価を受けました。<理念1 人格・尊厳の尊重>、<理念5 活動能力の活性化>、<理念8 ノーマライゼーション>等の優れた配慮を評価し、2020年度かわさき基準(KIS)認証福祉製品に認証いたします。
問い合わせ先
パラマウントベッド株式会社
東京都江東区東砂2丁目14番5号
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お問い合わせ先
川崎市 経済労働局イノベーション推進部
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