【New】まもる~のSHIP施設用/まもる~のONE在宅用
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認証年度
令和5年度
対象者
高齢者施設に入所している利用者、寝たきりよりもある程度活動される方、徘徊の可能性がある方など。
製品概要
「まもる~の」はベッドに設置したセンサーで利用者の微細な体動を検知し、独自のアルゴリズムで分析、利用者の在床・離床状態、脈拍・呼吸・体動状態、睡眠レベル(睡眠深度)を算出し、同時に本体に搭載した環境センサーで室内の環境情報も検知します。
それらの情報は、離れた場所にいる介護者のスマートフォンやPCでリアルタイムに確認でき、必要なアラートを受け取ることができます。
そのため、介護者は必要に応じて利用者の訪室を行うことで効率的な業務オペレーションを実現していただけます。また、見える化された睡眠状況や活動パターンから利用者の生活状況が把握でき、より最適なケアプランへとご活用いただけます。
開発背景
睡眠の可視化研究を行う中で、ある介護施設の方から実際には寝ているのに眠れないと訴える利用者がおり、不要に睡眠薬が増えているのではないかというお悩みを伺いました。そこからこの技術を生かせるのではないかと考えが生まれ、睡眠だけでなく介護業界のさまざまな課題を調査し認識する中で、見守り介護ロボットというコンセプトが生まれ、「まもる~の」という製品が誕生しました。
開発の意義
この製品によって、利用者が「自分らしい生活を維持しつつ、必要なときに助けてもらえる環境」を提供し、ケアに携わる方々が「その時にケアできる人がサポートし、みんなで見守れる環境」を届けることを目指しました。弊社の持つICTの技術力と介護業界に携わる皆様の知見を活かし、介護業界における「介護人材不足の解消」と「要介護者の尊厳の保持」を目指しています。
創意工夫
利用者の体動を検知して、睡眠深度やバイタル情報を計算するオリジナルのアルゴリズムには、長い時間をかけて開発を行ってきました。また、センシング内容も、生体情報だけでなく、室温や湿度といった環境情報も収集でき、よりトータルな見守り情報が提示できます。
メッセージ
当社は介護に関わる事業において「ケアする人もケアを受ける人も、自分らしく生きれる世界へ」をVISIONとして掲げています。自社の持つネットワークとセンシング技術をフルに活用して、介護業界におけるさまざまな課題に対処すべく、日々開発を続けています。
全ての人々が、より健やかで充実した人生を過ごすことができる未来を目指して、今後も努力を続ける所存です。
かわさき基準認証総合評価コメント
介護者から、睡眠のレベルに合わせて訪室の時間を調整できる点、当事者の睡眠を妨げずに介護者の負担軽減につなげることができる点が高評価でした。そのため、特に「理念1 人格・尊厳の尊重」「理念5 活動能力の活性化」の適合が高いと判断し、認証いたします。
問合せ先
お問い合わせ先
川崎市経済労働局イノベーション推進部
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3226
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メールアドレス: 28innova@city.kawasaki.jp
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