e伝之介くん
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認証年度
令和3年度

対象者
介護施設・医療施設・障害者施設・在宅等での高齢者・障害者の方

製品概要
LED照射での、車載用高性能赤外線カメラを通した画像を、「高度な画像処理技術(特許取得済)」で解析する事で、利用者の「起床」・「端座位立ち上がり」、「離床」を安定して認識し、検知・通知します。
検知・通知機能を本体内で完結する事で、別途付帯機器・ソフト等が不要。更に、ナースコール又は独自無線対応により追加無線工事等は不要。利用者のプライバシーを尊重し、画像は撮らず残しません。
- (1)利用者
- (2)介護者
- (3)販売貸与業者
- (4)施設経営者
にとって、より信頼でき、取り扱い易い「センサーマットを凌ぐ商品」を目指し、介護施設・医療機関・障がい者施設・在宅で遍く普及しているセンサーマットの代替え促進を企図しています。

開発背景
川崎市産業振興財団の進める知財交流会を通じての、富士通の特許と技術を活用し開発をスタートさせました。介護現場に合ったソフトのチューニング、ハードのデザイン、設計、製造は全て当社オリジナルです。

開発の意義
商品の企画・開発・販売にあたっては、
- (1)利用者の安全の確保(転倒・一人歩きの抑止)、自立の促進(見守られている事を意識させない)&プライバシーの尊重(画像を撮らない・残さない)
- (2)介護者の安心及び負担軽減(特に夜間から明け方)
- (3)施設経営者の抱える施設経営の収益にインパクトのある経営課題への対応
- (4)販売・貸与業者の負担軽減(非接触型なので、汚れ・断線等が少ない)
の4点に目配りをしました。

創意工夫
従来のセンサーマットの弱点を以下の様に克服しました。
「非接触型」にする事で、
- (1)断線の恐れが少ない
- (2)汚れが少ない
- (3)利用者が自分で動かす・またぐ恐れが少ない
- (4)利用者以外の第3者には反応をしない、「起床」・「端座位立ち上がり」、「離床」を1台で対応する
- (5)長い耐久性及びメモリーカードの差し替えでヴァージョンアップが可能
- (6)ナースコール又は独自無線(工事不要)での対応が可能

メッセージ
2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、2040年には団塊ジュニアが高齢者となります。
一方社会保障制度の財源逼迫が、現実的な近未来として迫って来ます。また、働き方改革関連法による「同一労働・同一賃金」や介護の人材不足等、人材の確保に向けてのハードルも年々高くなって来ます。
介護施設・在宅・医療機関をシームレスで繋ぎ、高齢者のケア対応に備える地域包括ケアでの対応は、介護する人、される人共に自立の覚悟を求めています。
介護の業界に、異業種の知恵、技術、知識を役立てる時期では無いでしょうか。

かわさき基準認証総合評価コメント
モニター評価で性能等の評価が高かったことと、安全性におけるリスクが他製品と比較し懸念されなかった点から、かわさき基準の理念に適合した製品と判断し、令和3年度かわさき基準(KIS)認証福祉製品に認証いたします。

問合せ先
お問い合わせ先
川崎市経済労働局イノベーション推進部
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3226
ファクス: 044-200-3920
メールアドレス: 28innova@city.kawasaki.jp
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