さば(松輪さば)(旬の魚・青果・花)
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今回は地元神奈川県の三浦市松輪漁港で水揚げされている松輪サバ(まつわさば)のご紹介です。


松輪サバとは
松輪サバとは東京湾を回遊して、三浦半島南部の松輪瀬で獲られるマサバを松輪サバと呼び、ひとつのブランドとして評価を受けています。

マサバとは
マサバとは(ヒラサバなどとも呼ばれます)背中の模様が木目のようなジグザグになっているのが特徴です。近年は漁獲数が減少しているため比較的高値で取引されています。マサバは漁獲期で旬にあたるのは2月から3月(「寒サバ」と呼ばれたりもします)と、9月から10月です。松輪サバの他にも、豊後水道で大分県佐賀関の関サバと愛媛県佐田岬の岬(はな)サバがブランドとしてあります。

松輪サバの漁期
松輪サバの漁期は6月から11月にかけて行われており、沿岸域に来遊するサバを一本いっぽん釣り上げる方法で漁が行われています。


松輪サバの旬
松輪サバの旬は晩夏(8月末)から初秋(9月半ば)にかけてで、身のりが良いのと、非常に脂がのっているのが特徴です。旬にかけて胴体から尾に黄色の筋が入ることから「松輪の黄金鯖」などと呼ばれます。また、サバは「サバの生き腐れ」といわれるほど傷みやすい魚であるため、特に釣り上げられてから丁寧に取り扱われています。産地が近く取り扱いの方法も良好であるため、お刺身で召し上がることができます。
ただし、一般的なサバは体内に強い消化酵素をもっているため鮮度落ちが早く、生で食す場合は、ワサビや大葉と一緒に食べたほうがよいでしょう。勿論、生食が可能な鮮度であるため煮物、塩焼き、竜田揚げ、お酢でしめても美味しくいただけます。

この写真のサバは前日の昼から夕方にかけて三浦半島沖で釣り上げられたものです。
平均的な取引相場は1kgあたり1,300~1,500円前後で、大きさによっては1kgあたり2,500円以上で取引されることもある高級
ブランド魚です。もし、料理店などで見かけたときは是非召し上がってみてはいかがでしょうか。
(協力・写真提供:山忠保坂水産株式会社)
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