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ぶどう(旬の魚・青果・花)

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ぶどうの品種はとても多く、世界には5,000種以上のぶどうが存在するといわれます。このうち日本では主に30~40種類が商業栽培されています。
また、ぶどうは果皮の色によって「赤」、「黒」、「緑」の3つに分類されます。赤は「甲斐路」や「安芸クイーン」など、黒は「巨峰」や「ピオーネ」などが有名です。また緑は「マスカット・オブ・アレキサンドリア」や「ロザリオ・ビアンコ」などがあります。果皮の色は、未熟なうちはどれも緑色ですが、成長の過程で赤や黒の色素が作られていきます。そのために果皮の色が違ってくるのです。なお緑系のぶどうは色素が作られないため、熟しても緑色のままです。

産地

山梨、長野、山形、岡山、福岡、北海道

時期

主に7月~9月

品種

巨峰、ピオーネ、マスカットベリーA、スチューベン、藤稔(ふじみのり)、マスカット・オブ・アレキサンドリア、ネオ・マスカット、瀬戸ジャイアンツ、デラウェア、キャンベルアーリー、ナイアガラ、甲州、甲斐路、ロザリオ・ビアンコ、安芸クイーン、マニキュアフィンガー

山形県産 デラウェア

山形県産 デラウェア

山梨県産 巨峰

山梨県産 巨峰

山梨県産 ロザリオロッソ

山梨県産 ロザリオロッソ

主な品種

巨峰

「石原早生」と「センチニアル」を交配したもので、1945年(昭和20年)に命名。今では黒ぶどうの定番品種となっています。果皮が濃い紫黒色をしていて、果肉は淡い緑色。締まりがある果肉は甘さも十分、果汁も多く優れた食味です。また昭和50年以降には「種なし巨峰」が生産されはじめ、こちらも人気です。成熟期は8月下旬~9月上旬頃。

ピオーネ

「巨峰」と「カノンホール・マスカット」を交配して作られたぶどうで1973年(昭和48年)に登録されました。大粒の紫黒色をしていて、1粒のサイズは15~20gほどになります。酸味は少なめで甘みがあり、キュッと締まった歯触りのよい食感と上品な風味が楽しめます。時期は7月~10月頃。主産地は岡山、山梨、広島などです。ピオーネは種ありと種なしがありますが、種なしのものは「ニューピオーネ」とも呼ばれています。

甲州

山梨県産のぶどうで、800年以上も前から甲州地方で栽培されている歴史ある品種です。果皮は薄紫色で香りは控えめ。やわらかい果肉は多汁で甘みがあり、種の周りは酸味がやや多く、ほどよい甘酸っぱさが味わえます。収穫期は10月頃。甲州ワインの原料としても利用されています。

ネオ・マスカット

「マスカット・オブ・アレキサンドリア」×「甲州三尺」として1932年(昭和7年)に発表されたこのぶどうは、アレキサンドリアを一回り小さくした感じで風味や食感はアレキサンドリアに似ています。マスカット特有の気品ある香りを持ち、果肉は締まりがありジューシー。糖度は17度以上と高めです。食べ頃は9月上旬から。

皮ごと食べられる品種

瀬戸ジャイアンツ

別名「桃太郎ぶどう」ともいい、岡山の名産として人気のぶどうです。親は「グザルカラー」×「ネオ・マスカット」で1989年(平成元年)に品種登録されました。1粒20~30gになる大粒ぶどうで、皮ごと食べられるのが特徴。旬は9月末~10月初旬頃で、果汁が豊富で甘く、酸味はありません。ちなみに「桃太郎ぶどう」は桃太郎生産組合の登録商標なので、この組合員以外が生産したものは「瀬戸ジャイアンツ」として流通します。

マニキュアフィンガー

「ユニコーン」と「バラディ2号」を交配した品種です。果粒が楕円形で、付け根が黄色く先端が赤く染まることからこの名前になりました。適度な酸味と甘みがありパリっとしたさわやかな食感で、皮ごと食べられます。旬は9月上旬頃。これによく似た名前で「ゴールドフィンガー」や「レディースフィンガー(ピッテロビアンコ)」という品種もあります。

ぶどうの歴史

ぶどうの歴史は紀元前4000~3000年と古く、古代エジプトの壁画にも栽培の様子が描かれています。日本への渡米ルートは、中近東地方から古代ヨーロッパ、その後シルクロードを横断して中国へ、そして奈良時代に中国から日本に伝わったといわれています。山梨原産の「甲州ぶどう」は、鎌倉時代初期にはすでに栽培されていたようです。
ただし現在栽培されている品種は、ぶどうの祖先といわれてる「ヨーロッパブドウ」と「アメリカブドウ」を交配したものが元で、明治時代に入ってから本格的に栽培が行われるようになりました。

栄養と効能

栄養

カリウム、ぶどう糖、果糖、アントシアン
レスベラトロール(赤ぶどう)

効能

疲労回復、視力改善(赤ぶどう)、高血圧予防、動脈硬化予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、がん予防

ぶどうの皮には、視力回復や活性酸素の除去に効果がある「アントシアン」が多く含まれます。アントシアンはポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールの発生を防ぎ血液をきれいにする働きがあるといわれています。そのため、動脈硬化やがん予防にも期待ができます。デラウェアなどの赤ぶどうには、強い発がん抑制作用を持つ「レスベラトロール」というポリフェノールも含まれています。

北部市場にもたくさんの品種のぶどうが山形・山梨・長野・東北地方等から、たくさんの品種が出荷されてきています。

おいしいぶどうの見分け方

実の部分に張りがあり、軸が太く青いものを選びましょう。軸が茶色いものは収穫してから日が経っています。また果皮に白っぽい粉が付着していますが、これは水分の蒸発を防ぐための「ブルーム」というものです。この粉がまんべんなく付いているぶどうは鮮度は良い証拠です。果皮の色は、実の色が黒や褐色のぶどうは色が濃いものを、緑系のぶどうは黄色っぽいものがベターです。

ぶどうの保存方法

ぶどうは日持ちしないので、なるべく早く食べるようにしましょう。食べきれない場合は新聞紙でくるむかビニール袋にいれ野菜室で保存します。果皮についた白い粉(ブルーム)は鮮度を保つ役割を持つため、食べる直前まで洗い流さないようにしましょう。なお、ブルームは食べても大丈夫です。

川崎中央青果株式会社の井関さん

川崎中央青果株式会社の井関さん

協力 会社名 川崎中央青果株式会社 氏名 果実部 部長上枝さん 井関さん
(平成21年7月作成)

お問い合わせ先

川崎市経済労働局中央卸売市場北部市場業務課

住所: 〒216-8522 川崎市宮前区水沢1-1-1

電話: 044-975-2211

ファクス: 044-975-2242

メールアドレス: 28hogyo@city.kawasaki.jp

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