スケトウダラ(旬の魚・青果・花)
もっと見て、知って、食べて!(≧∇≦)
お魚データ
- 種名 スケトウダラ
- 属名 スケトウダラ属
- 科名 タラ科
- 分布 日本海、千葉県以北の太平洋沿岸、オホーツク海、北太平洋に広く分布。
- 種類 日本近海には「タラ科」に分類される魚として「マダラ」「コマイ」そして「スケトウダラ」の3種が分布している。その他、世界には400種以上のタラ類がいると言われている。
特徴
- 全長50cm前後、最大90cm程度
- 水深200m付近に多く生息するというが、海の表層から水深500mとさまざま
- 産卵期は2月~5月
- マダラに似ているが、目は大きく、下あごが出ており、より細身
食材データ
- 鮮魚として、鍋物や味噌汁、煮付け、唐揚げなどで賞味される
- 蒲鉾やソーセージなどのすり身としても食されている
- 卵巣は、タラコや明太子として加工される
悲しいスケトウダラ・・・
「スケトウダラ?」「スケソウ?」「タラ?」・・・、皆さんにとって馴染みの深い魚とは言い難い魚ではないでしょうか。北部市場の仲卸業者さんも「スケトウダラはタラじゃない!タラといえばマダラ!」と言う人も多い魚です。しかしこの時期ならスーパー等で鮮魚・鍋材料として見ることができますし、この「スケトウダラ」、実は身近な魚なのです。

こちらはスケトウダラ。下あごがでていて、マダラより細身。

こちらはマダラです。
あれも!これも!スケトウダラ!

鮮魚として馴染みの薄いスケトウダラですが、竹輪や蒲鉾、ソーセージなどの練り製品にはスケトウダラのすり身を使用している場合が多いようです。また、たらこや明太子は何を隠そうスケトウダラの卵巣です。悲しいかな、魚本体よりもこちらの方が重宝されているようです。
知らず知らずのうちに口にしている魚、それが「スケトウダラ」なのでした。
スケトウダラを食べよう!!

身は全くクセがなく、サッパリとした柔らかな白身です。「刺身」も大変美味しいということですが、水分が多く鮮度落ちが早い魚であること、またアニサキスなどの寄生虫がつきやすい事から、「鍋物」や「煮つけ」、「味噌汁」、「塩焼き」、「から揚げ」など、しっかり加熱した料理が適しているようです。
そんなわけで、今回は「鍋物」にしてみました。個人的には、しょうゆベースのスープより、味噌ベースのスープの方があう気がしました。
美味しいスケトウダラの選び方

目が澄んでいて、魚体の色が濃くつやがあるものが良いです。またお腹はふっくらで弾力があるのもの。切身で販売している場合は、切り口の部分がしっかりしていて、身の変色がないものが新鮮です。鮮度落ちの早い魚としても有名で、「スケトウダラ」を美味しくないという人がいる一方で、「マダラ」よりも美味しいと評価する人もいます。漁獲されてから消費者の口に入るまでの時間が短い地域であればあるほど「美味なる魚」と評価する、そんな話もあるようです。
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