ナシ(旬の魚・青果・花)
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シャリシャリとした食感、そしてあふれ出る果汁・・・

データ
- 目名 バラ目
- 科名 バラ科
- 亜科名 ナシ亜科
- 属名 ナシ属
- 種名 ナシ
- 産地 国内では、沖縄を除く各都道府県で広く栽培されている。
- 品種
「幸水」・・・小ぶりながら、糖度が高く、果汁も多い。生産量一位の品種。
「豊水」・・・適度に酸味があり、味は濃厚で、果汁も多い。
そのほか「二十世紀」「新高(にいたか)」「長十郎(ちょうじゅうろう)」など - 成分 食物繊維やソルビトール、カリウム、アスパラギン酸など

今が旬です!

今回ご紹介するのは、シャリシャリとした食感やあふれ出るほどの果汁が特徴の幸水や豊水などの赤ナシ(和ナシ)です。旬は8月から10月頃まで。つまり、今まさに旬を迎え、おいしいナシがどんどん出荷されています!
ナシは果物の中でもかなり古くから食べられ、とても馴染みの深い果物です。川崎市民にとっても「ナシといえば多摩川ナシ!」、川崎は大正時代にはナシの一大産地として大変有名でした。ちなみに現在は生産量も減少しましたが、「長十郎」は川崎市が発祥です。その記念碑は川崎大師境内にあります。エッヘン!
また、新潟県新潟市南区月潟には樹齢200年を過ぎた「類産」という品種のナシの木があります。月潟以外には存在しない品種であり、国指定の天然記念物となっているそうです。

川崎特産!美味しいナシをご紹介!


多摩区菅稲田堤にある白井果樹園・園主の白井さんにお話を伺いました。今年は例年と比べ出来がよく、8月24日(水)に行われた川崎市の品評会では市長賞を受賞するなど、品質は折り紙つきです。
白井さんの果樹園で栽培しているのは、豊水と幸水がメイン。そのまま食べて、ナシ本来の味を味わって貰いたいとのことでした。
取材に伺ったときは、出荷時期ということもあり、段ボールに詰められたナシが山のようにありました。甘い匂いを嗅ぎつけて、ムクドリなどの鳥が入ってくるそうで、ネットを張るなど、対策には余念がありません。

美味しいナシの見分け方!

食べるのならば、より美味しいナシが食べたーい!、ということで、美味しいナシの見分け方を教えてもらいました。
ふっくらと丸みがあり、皮に適度な張りがあり、大きさが同程度であればよりズッシリと重いもの、さらに幸水や豊水などの赤ナシは、表面の皮の色が適度に赤いものが甘みが強く、美味しいそうです。メロンのように追熟しませんので、収穫後すぐに食べるのが◎です。
ナシの成分は90%が水分で、ナシには疲労回復効果もあるといわれております。残暑も厳しいこの時期、食欲がないみなさまには、とても食べやすい、おすすめの果物です。
川崎中央青果 高橋さんにご協力いただきました。
平成23年9月
お問い合わせ先
川崎市経済労働局中央卸売市場北部市場業務課
住所: 〒216-8522 川崎市宮前区水沢1-1-1
電話: 044-975-2211
ファクス: 044-975-2242
メールアドレス: 28hogyo@city.kawasaki.jp
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