だいこん(旬の魚・青果・花)
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みんな大好き!
今回は、「だいこん」特集です。
ご存知のとおり、だいこんは、日本を代表する野菜のひとつです。
川崎の市場でも、取り扱うすべての野菜の中で、10%近くを占め、キャベツやじゃがいもと並ぶ、人気の野菜となっています。そういえば「だいこんがどうしても苦手で・・・」っていう人、あまりいませんよね?
だいこんの歴史は古く、「古事記」や「日本書紀」にも「おおね(おほね)」の呼び名で登場することから、少なくとも奈良時代以前には中国から伝わり、多くの人に親しまれていたことがわかります。
だいこんは栄養価の面でも非常に優れ、ビタミンCは免疫力を高め、ジアスターゼは胃腸の消化吸収を助けます。
よく下手な役者のことを「だいこん役者」といいますね。
下手な役者ほど顔におしろいをたくさん塗り、だいこんみたいに真っ白になるから、というような説もありますが、だいこんはいくら食べても消化がよく、食あたりしないので「あたらない(=流行らない)役者」という説も有力です。言われた役者にとっては悪口になりますが、だいこんにとってはこの上ない褒め言葉なのです。


見分け方・保存方法は?
よいだいこんの見分け方ですが、根がまっすぐに伸びて張りと重量感があり、葉が濃い緑色をしてみずみずしいものを選びましょう。半切りのものは、切り口が筋っぽくなく、みずみずしいものが新鮮です。また、根にあるくぼみが少なく、等間隔に並んでいるのは、順調に生育した証拠です。
だいこんの保存方法ですが、葉付きのものをそのままにしておくと、葉に水分を取られてしまうので、買ってきたら葉の部分を切り落とし、新聞紙やラップで包んで冷暗所や冷蔵庫で保存します。できれば3~4日で使い切りましょう。

新しいだいこん
現在は、1年を通していろいろな産地でだいこんが生産されているので、「だいこんの旬は?」と言われても、イメージがわかないかも知れませんが、一般には寒い時期がだいこんの旬だといわれています。ブリだいこんやおでんをイメージしてみてください。なるほど、確かに旬だな・・・
という感じがしますね(ヨダレ)。
また、日本では、根の上部が緑色になる「青首だいこん」という品種が一般的で、全体の9割以上を占めていますが、ここでは、近年静岡県で栽培が始まり、3月から5月中旬くらいまで「おしゃれ大根」の名で販売されているものをご紹介します。
このだいこんの特徴は、何といっても根の短さと葉の長さ。
もともとだいこんの葉には、ビタミンCのほか、カルシウムやカロテンなどの栄養が豊富に含まれており、根から葉まで、だいこんのすべてを堪能するには最高の品種といえます。


「かぶに近い食感で辛味が少ないので、さまざまな料理に利用できます。中でも、特にサラダや浅漬けがおすすめです」と、担当せり人の森岡邦明さん。
協力:川崎中央青果株式会社
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