ID・パスワードを盗まれて~クレジットカード会社から身に覚えのない請求がきた~
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相談事例
会員登録をしたサイトから、複数の有料サービスを利用したとしてクレジットカードに高額な請求があった。利用した覚えがない。サイトには、クレジットカード番号を登録していた。自分が利用したものではないとサイトに主張したが、「ログイン後の利用なので、支払ってください」と取消に応じてもらえない。
アドバイス
- インターネット上では、ネットショップやSNS、オンラインゲームなどたくさんのサイトがあり、さまざまな商品やサービスを提供しています。サイトを利用するにあたり、個人情報を入力して会員登録を求められるサイトが多くなっていますが、会員登録すると本人確認の仕組みとしてID・パスワードが発行されます。サイトによっては、支払い手段としてクレジットカード番号を登録することもできます。
- しかし、インターネット取引は非対面なので、このID・パスワードを不正に入手した第三者が本人になりすまして商品を購入したり、有料サービスを利用したと思われるトラブルが多く発生しています。
サイトに登録したID・パスワードが一致(認証)すると、サイトの規約等でログイン後の取引や決済は会員登録した本人がやったことになり、本人になりすました第三者が、勝手に商品やサービスの購入をしても、登録した本人に請求されます。 - 事例のように不正なログインであっても、ID・パスワードを盗まれたことを証明することは容易ではありません。サイト側が過失や情報漏えいを認めない場合は、不正利用の情報を伝え、カード会社に相談することになりますが、請求の取り消しに応じてもらえないこともあります
- このような第三者の不正利用の被害に遭わないために、
(1)多数のサイトに同じID・パスワードを使う「ID・パスワードの使いまわし」はやめましょう。1つのサイトが不正アクセスされID・パスワードの情報が流出してしまうと、別のサイトでも不正入手したID・パスワードを使い不正ログインが可能になるからです。
(2)ID・パスワードは推定されにくいものを用い、大文字と小文字、数字や記号などを混ぜて設定するようにしましょう。
(3)ID・パスワードは定期的に変更し、パスワードを人目に付くところに置かないなど、管理は厳重に行いましょう。 - 身に覚えのないサイトからの請求で困った時は、川崎市消費者行政センターに相談してください。
ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルでも、個々の契約等の状況や問題発生の時期等が異なれば、解決内容も違います。
身に覚えのない請求書が携帯やパソコンのメールに届いても無視をしましょう。
困ったときはすぐに、消費者行政センターに御相談ください。
相談窓口はこちら!(川崎市在住・在勤・在学の消費者)
消費生活について疑問・心配なことがあるときは、お気軽にご相談ください!
【川崎市消費者行政センター】電話044-200-3030
月~金曜日(祝日は除く)午前9時から午後4時まで
金曜日は電話相談のみ午後7時まで
土曜日は電話相談のみ午前10時から午後4時まで
(区役所での予約出張相談もお受けしています。)
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【注意】
この情報は、近時における契約トラブルの未然防止を目的として提供しているものです。一定期間掲載した後、状況判断のうえ、順次 削除いたします。
お問い合わせ先
川崎市経済労働局産業政策部消費者行政センター
住所: 〒210-0006 川崎市川崎区砂子1-8-9
電話: 044-200-3864
ファクス: 044-244-6099
メールアドレス: 28syohi@city.kawasaki.jp
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