意図しない海外有料サイトに登録してしまった!
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相談事例
【相談事例】
初めて利用するショッピングサイトに会員登録をしようと思った。画面の真ん中に「次へ」という大きなボタンがあったのでクリックし、個人情報やクレジットカード番号を入力した。そのあと不審な英文のメールが届いた。翻訳ソフトを使って解読すると、「登録完了」「5日間無料トライアル」「月額50ドル」といったことが書かれていた。驚いてショッピングサイトに問い合わせたが、「当サイトは会員登録無料。あなたの登録は見つからない」と言われた。ショッピングサイトに登録するつもりが、関係のない海外サイトに登録してしまったようだ。このままでは毎月50ドルがクレジットカードに請求されてしまう。解約したいが、やり方がわからない。
アドバイス
●サイト閲覧中に広告を誤ってクリックしたために、意図しない海外有料サイトに登録してしまったという相談が増えています。サイト内で大きく表示される「次へ」「詳しくはこちら」「今すぐ始める」というボタンは、海外有料サイトの広告ですが、見ているサイトのボタンだと勘違いして、ボタンをクリックしてしまうようです。
●このような海外有料サイトは、数日の無料トライアルのあと自動的に有料のサブスクリプションに移行する仕組みになっていることが多いので、無料トライアル期間のうちに解約手続きをする必要があります。できるだけ早く事業者に解約の申し出をしましょう。
●クレジットカード会社には、事情を伝えてカードの利用停止や番号の変更等を相談してください。
●事業者名や連絡先は、サイトから届いたメールに記載されているのが一般的です。メールが届いていない場合は、迷惑メールとして振り分けられていないか確認してください。メールが届いていない場合やメールに連絡先の記載が見つからない場合は、登録したサイトにメールアドレスの記載や問い合わせフォームがないか確認しましょう。
●事業者の連絡先がわかったら、メールもしくは問い合わせフォームで解約の申し出を英語で行います。国民生活センター越境消費者センターのサイトに英語のひな型を用意していますので、ご利用ください。
●トライアル期間を過ぎて請求が発生している場合は、解約と同時に返金を求めるのも一案ですが、サイトの利用規約に返金しない旨が記載されている場合は、返金を拒否されることが多いようです。
●解約の申し出をすると、通常は事業者から解約を受け付けたという返信メールが届きます。解約に応じないという返信が来ても、事業者が応じるまで粘り強く申し出ましょう。
●個人情報を登録する際は、本当に自分が登録したいサイトなのか注意深く確認してください。特に、クレジットカードの登録をする際は、細心の注意が必要です。
●意図しない海外有料サイトに登録してしまった場合は、消費者行政センターにご相談ください。海外有料サイトのトラブルについては、国民生活センター越境消費者センターでもメールで相談を受け付けています。
国民生活センター越境消費者センター(CCJ)事業者への解約の申し出文(英語・ひな型)外部リンク
国民生活センター越境消費者センター(CCJ)へのご相談について外部リンク
ここに掲載する相談事例は、掲載時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。同じような商品・サービスに関するトラブルでも、個々の契約等の状況や問題発生の時期等が異なれば、解決内容も違いますので、消費者行政センターにご相談ください。
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