家電製品の事故に気を付けましょう
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相談事例
【相談事例1】
5年前に購入したノートパソコンを充電していたところ、爆発音がした。驚いて見たところ、ACアダプターから煙が出ていた。
【相談事例2】
オーブンレンジを予熱していたところ、大きな音がして扉のガラスがひび割れた。
アドバイス
- 消費者行政センターには、さまざまな家庭用電気製品(家電製品)の事故の情報が寄せられます。今や私たちの生活に欠かせない家電製品ですが、気を付けて使わないと財産や身体に被害をもたらす事故を引き起こすことがあります。
- 製品事故と聞くと、設計上のミスや組み立て不良が多いと思われがちですが、誤使用や耐久年数を超えての使用等、消費者の不注意で起こることも少なくありません。相談事例1のケースでは、ACアダプターのコードを折り曲げる等したため、外からの圧力による断線が原因のようでした。相談事例2では、ガラスにごく小さなキズが付いていたところに食品等の汚れが付着し、汚れが過熱されてひび割れが起こったようでしたが、キズがいつ付いたものかはわかりませんでした。
- 製品事故を防ぐためには、メーカーや販売業者による適切な商品設計、製造、流通はもちろんですが、私たち消費者も日頃から気を付けて使用することが重要です。まずは、誤った使い方をしないことです。今までは大丈夫だったからと誤った使い方をしたり、別の製品では問題なかったからこの製品でも大丈夫だろうと勝手に判断したりしないことです。また、手入れをきちんと行い、製品寿命に気を付けてください。そして、製品の表示や取扱説明書を見たり、消費者庁から発表されるリコール情報外部リンクや注意情報をチェックしたりする習慣をつけましょう。
- 事故が起こったら、電源を切って被害が広がらないようにし、必要であれば消防等に連絡をしてください。そのうえで販売店やメーカーに状況を報告しましょう。どこに連絡すべきかなど判断に迷ったら、消費者行政センターに相談してください。
- 製品事故を防ぐための制度を紹介します。
・「PSEマーク」…一定の技術基準に適合している電気用品に付けられています。
・「長期使用製品安全点検制度」…製品が古くなって部品が劣化することで、火災や死亡事故を起こす恐れの大きい製品(屋内式ガス瞬間湯沸器(都市ガス用、LPガス用)、屋内式ガスふろがま(都市ガス用、LPガス用)石油給湯器、石油ふろがま、密閉式燃焼式石油温風暖房機、ビルトイン式電気食器洗機、浴室用電気乾燥機)を対象に、適切な時期に点検を受けてもらうという制度です。
・「長期使用製品安全表示制度」…事故件数の多い製品5品目(扇風機、エアコン、換気扇、洗濯機、ブラウン管テレビ)に、設計上の標準使用期間と経年劣化についての注意喚起等を表示が義務付けられています。
ここに掲載する相談事例は、当時の法令や社会状況に基づき、一つの参考例として掲載するものです。
同じような商品・サービスに関するトラブルでも、個々の契約等の状況や問題発生の時期等が異なれば、解決内容も違います。
身に覚えのない請求書が携帯やパソコンのメールに来たら無視しましょう。
困ったときはすぐに、消費者行政センターにご相談ください。
扇風機等の家電製品の経年劣化事故に御注意ください
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電話044-200-3030
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この情報は、近時における契約トラブルの未然防止を目的として提供しているものです。一定期間掲載した後、状況判断のうえ、順次 削除いたします。
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